この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を３分でわかりやすく解説する番組です。
平日21：00よりTEAMハロンズLIVE番組【実践リアルトレード】を配信しています。テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せしています。チャットでお受けしたご質問もお答えします。お時間がありましたら、ぜひご参加ください！！
最新LIVE配信ページや過去動画はコチラからご覧いただけます。
ドル、浮上の契機？小幅改善に留まる市場予想に違和感－米国２月サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ）
動画要旨
米国２月サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ）
2月21日、23時45分に米国で2月サービス部門購買担当者景気指数、PMI・速報値が発表されます。
この指数は、購買担当者らにアンケート調査した結果をまとめたもので、景気の方向性を探る上で市場関係者は注目しています。景況感は50を上回れば好調と判断され、下回れば不調と解釈されます。同様の指標にISM、米供給管理協会がまとめるISM景況指数がありますが、それよりも公表時期が早いため速報性が高いとされています。
米国２月サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ）を見る上でのポイントは3つ
1つ目は、1月は46.8と、12月の44.7から小幅に改善しましたが、判断基準の50を昨年7月以降、下回っています。利上げによる借り入れコストの上昇などから、企業活動は抑制された状態が続いており、米国の景気減速を意識させる結果でした。
2つ目は、2月上旬に発表された1月のISM非製造業景況指数は、新規受注の回復がけん引して55.2と昨年12月の49.2から大きくリバウンドしました。また、2月ミシガン大学消費者態度指数も上昇しているほか、1月の小売売上高も強く、1月PMI以降の数字は概ね好調です。
昨年末から今年初めに意識された、米経済への悲観的な見方は和らいでいます。
3つ目は、前に述べた指標結果も合わせて考えれば、今月のサービス部門PMIは改善が期待できそうです。しかも、エコノミスト予想の改善幅が前月から0.3pに留まっている点を、都合良く受け止めれば、予想を大きく上振れる可能性もあるでしょう。
しかし、それでもなお市場予想が低レベルに留まっている点を慎重に考えるなら、米経済の先行に楽観的過ぎるのは危険とも受け止められます。予想よりも悪かったときは、再び経済へのネガティブなバイアスが強まるかもしれません。
ドル/円の反応
米国２月サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ）
TEAMハロンズとしては、ISM非製造業景況指数、消費者信頼感指数、小売売上高などの強さを踏まえ、発表直後の反応は上向きになるのではないかと考えています。
3分早わかり過去の結果
※過去10回分を表示、更新日2023年２月21日
※この文章は情報提供を目的としており、見通しはあくまでも個人的な見解に基づいたもので、結果を保証するものではありません。投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
LIVE配信のご案内
平日21：00よりTEAMハロンズLIVE番組【実践リアルトレード】を配信しています。テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せしています。チャットでお受けしたご質問もお答えします。お時間がありましたら、ぜひご参加ください！！
最新LIVE配信ページや過去動画はコチラからご覧いただけます。
円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」（動画）、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X（Twitter）アカウントTEAMハロンズ（＠TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21：00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
