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FX投資、個人投資家の多くが安値圏で逆張りの模様 USD/JPY(米ドル/円)の取引が活性 【外為どっとコム総研FX投資家調査2023年1月】

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株式会社外為どっとコムの完全子会社である株式会社外為どっとコム総合研究所(以下、「外為どっとコム総研」、本社:東京都港区、代表取締役社長:竹内 淳)は、個人投資家の外為投資に役立つ外国為替情報の調査・研究を行なっており、FX投資家の実態を調査しましたので、お知らせします。

FX投資、個人投資家の多くが安値圏で逆張りの模様 USD/JPY(米ドル/円)の取引が活性

1.一般社団法人金融先物取引業協会 FX投資家動向まとめ

店頭FX取引、出来高は1000兆円台を回復

金融先物取引業協会が2月14日に公表した資料によると、2023年1月の店頭FXにおける取引金額は1,121兆円と、12月から約13.2%増加した。また、月末時点の未決済ポジション合計は約7.3兆円で、前月末比約6%増と2カ月連続で減少した12月から増加に転じた。個人投資家が好んで取引する、USD/JPY(米ドル/円)の取引額が増加したことが、ヘッドラインを底上げした。
また、取引金額上位の5通貨ペアは、USD/JPY(米ドル/円)・GBP/JPY(ポンド/円)・AUD/JPY(豪ドル/円)・EUR/JPY(ユーロ/円)・EUR/USD(ユーロ/米ドル)の順で、上位に対円通貨ペアが並んだ。

取引金額とポジション計:協会まとめ
(出所)金融先物取引業協会の「店頭FX月次速報」をもとに、当社が作成。
左軸-取引金額、右軸-建玉計
グラフ中のデータ単位は百万円

2. 株式会社外為どっとコムFX投資家動向2023年1月

個人投資家の収益改善-AUD(豪ドル)のシェア拡大

FX口座数が58万件を超える株式会社外為どっとコム協力の下、2023年1月のFX投資家動向を調査した。
調査対象サービス:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
調査対象期間:調査対象期間:2023年1月2日7:00 ~ 2023年2月1日7:00
※FX投資家調査は、特定の個人を識別できないよう個人情報を匿名化した上で行っております。

2-1.FX取引における実現損益

FX取引における実現損益でプラスは52.8%、マイナスは47.2%となった。収益は前月比11.1%ポイント改善し、2カ月連続で50.0%を下回ったところから持ち直した。日銀の政策修正期待や、米引き締め減速観測に一喜一憂したものの、全体的に限られたレンジで振幅したため、個人投資家が収益を伸ばす機会に恵まれたと推察する。

取引参加者の損益:外為どっとコム

2-2.通貨ペア別取引者数

通貨ペア別取引者数のトップ10は、USD/JPY(米ドル/円)・AUD/JPY(豪ドル/円)・GBP/JPY(ポンド/円)・EUR/JPY(ユーロ/円)・EUR/USD(ユーロ/米ドル)・MXN/JPY(メキシコペソ/円)・GBP/USD(ポンド/米ドル)・NZD/JPY(NZドル/円)・AUD/USD(豪ドル/米ドル)・ZAR/JPY (南アフリカランド/円)の順。
全取引者のうち、4割近くがUSD/JPY(米ドル/円)取引を選好する様子は変わっていないものの、中国の経済活動の再開期待から、同国と交易関係の結びつきが強いとされるオーストラリアの通貨であるAUD(豪ドル)がシェアを伸ばした。

通貨別取引者数:外為どっとコム

2-3.平均取引数量

FX投資家の1注文あたりの平均取引数量は3.8万通貨(38Lot)と前月から増加。昨年秋まで小口化傾向が続いていたが、そこから回復傾向にある。円安が一服し保証金が低下したことで、個人投資家のリスク許容度が改善したと思料。USD/JPY(米ドル/円)は、1Lotあたり5,400円の必要保証金(2/13時点、法人口座除く)がかかるため、1注文あたりの必要保証金額は約20万5,200円となる。MXN/JPY(メキシコペソ/円)は、1Lotあたり300円の必要保証金(2/13時点、法人口座除く)がかかるため、1注文あたりの必要保証金額は1万1,400円となる。
※現在の取引保証金額はコチラで参照いただけます。

平均取引数量:外為どっとコム

2-4.口座の開設期間

取引をしたFX投資家の口座開設後の期間は、平均104カ月(8年7カ月)と前月からわずかに縮小した。

口座開設期間:外為どっとコム

2-5.FX投資の年齢分布

FX投資家の年代別では40代が33%と最多で、次に50代、30代と続く。性別は、男性が8割近くを占めた。

取引参加者の年齢構成取引:外為どっとコム

2-6.FX口座開設者動向

新規にFX口座を開設した投資家は、30代が最多となり、続いて40代、20代、50代の順となった。30代と40代、20代と50代が各々拮抗しており、口座開設における世代間の差は縮小した。

口座開設者の年齢構成口座:外為どっとコム

3.まとめ

2023年1月のUSD/JPY(米ドル/円)は127.225円から134.771円で振幅。短期的なポジショニングの偏りなどから個人投資家の視線が定まりづらい局面はあったが、日銀の金融政策を巡る修正期待や米国のリセッション観測を手掛かりとして、USD(米ドル)安・JPY(円)高が進んだ局面で、JPY(円)買いポジションを手仕舞い、JPY(円)売りポジションを構築するなど、個人投資家が機敏に行動した様子が窺えた。

※過去の調査結果は、マネ育ch(https://www.gaitame.com/media/)よりご参照ください。
「投資家調査」カテゴリー
https://www.gaitame.com/media/archive/category/FX%E6%8A%95%E8%B3%87%E5%AE%B6%E8%AA%BF%E6%9F%BB

 


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