この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を３分でわかりやすく解説する番組です。
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ドル円漸進 景気減速、ひと息？-米国12月購買担当者景気指数ＰＭＩ/速報
動画要旨
米国12月購買担当者景気指数ＰＭＩ
12月16日、23時45分に米国で12月購買担当者景気指数、ＰＭＩ、速報値が発表されます。民間調査会社が、400社以上の購買担当者らの景況感をまとめた指標で、50を上回れば景気拡大、下回れば景気縮小と判断します。ISM、米供給管理協会が発表する景況指数より、幅広い調査となるため、米経済の実勢をよりあらわしていると考えられています。
米国12月購買担当者景気指数ＰＭＩを見る上でのポイントは3つ
1つ目は、11月の総合PMIは46.4と景気判断の50を5カ月連続で下回りました。製造業、サービス業とも節目の50を割れてきており、成長減速が意識されました。
2つ目は、米供給管理協会、ISM調べの景況指数とずれることはしばしばですが、サービス分野のずれが大きくなりつつあることは気になります。断定はできませんが、サービス分野は業種による景況感の差が、製造業に比べて大きいことが一因かもしれません。
例えば労働者数を見ると、運輸・倉庫、情報産業はコロナ前の水準を上回っていますが、レジャー・娯楽、地方政府などはコロナ前の水準を回復していません。こうした状況が、このような差に表れていると考えられます。
3つ目は、グローバル経済は減速傾向。代表的な経済圏のアメリカ、ユーロ圏、中国の総合PMIを眺めると、3地域とも低下基調が意識され、世界経済の先行き不安はくすぶったままです。
結果とドル/円の反応
米国12月購買担当者景気指数ＰＭＩ
TEAMハロンズとしては、製造分野の需要鈍化が景況感の重しとなる可能性はありますが、ガソリン価格の下落や消費者マインドの底堅さを受けて、サービス分野の景況感改善が期待できるため、②をメインシナリオと考えています。
もっとも、ホリデーシーズンを控えて、普段より1週間ほど早めのデータ集計となっています。どこまで指標をあてにしてよいのか判断が難しく、結果の受け止め方には注意が必要です。
3分早わかり過去の結果
※過去10回分を表示、更新日2022年12月15日
※この文章は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
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円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」（動画）、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X（Twitter）アカウントTEAMハロンズ（＠TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21：00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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