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豪ドル/円 NZドル/円 今週の為替予想「RBAは利上げ幅の変更なし?据え置きの可能性も??」ハロンズ 2022/12/3

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
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目次

 

RBAは利上げ幅の変更なし?据え置きの可能性も??

今週の振り返り

今週、豪ドル/円は93.48円前後、NZドル/円は86.53円前後で週初を迎えました。28日には前週末から続く中国各地でのゼロコロナ政策に対する抗議行動への警戒感が高まったことで外国為替市場はリスクオフの姿勢が強まりました。その結果、豪ドル/円は92.15円前後、NZドル/円は85.50円前後まで下落しました。29日には中国当局が会見で「行き過ぎた対策を是正しなければならない」といった趣旨の見解を示したことから、ゼロコロナ政策緩和への期待が高まりました。豪ドル/円は93.85円前後、NZドル/円は87.00円台まで上昇しました。しかし、30日にパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が利上げペースの減速を示唆したこと、市場が予想している来年後半の利下げ開始に対して強いトーンで牽制をしなかったことなどにより、米ドル売りが強まりました。特に米ドル/円はパウエルFRB議長の発言以降139円台半ばから135円台前半まで急速に円高が進んだことで豪ドル/円は一時91円台、NZドル/円は一時85円台まで連れ安となりました(共に執筆時)。

注目のRBA理事会!利上げ幅は変更なし?

豪州では12月6日(火)に豪準備銀行(RBA)理事会が開催されます。RBAが現在金融政策を決定する際に特に重視しているものは2つ。①労働市場の状況と②インフレの状況です。
①豪州の労働市場状況:11月16日発表の豪7-9月期賃金指数は前年比+3.1%と市場予想(+3.0%)、前回(+2.6%)を上回りました。翌17日に発表された豪10月雇用統計では、雇用者数が3.22万人増と予想(1.5万人増)を上回り、失業率は3.4%となり1978年に月次統計が開始されて以来、最低水準の失業率となりました。
②豪州のインフレ状況:11月30日に発表された豪10月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+6.9%となり、予想(+7.6%)を下回ったばかりでなく、前月(+7.3%)をも下回り、豪州のインフレの伸びが鈍化していることを示しました。
RBAは10月に利上げ幅を0.50%から0.25%に縮小し、現在(12/2執筆時)の政策金利は2.85%です。筆者は、「RBAは1月に会合を行わないため、インフレが上伸していれば、予防的な意味合いも込めて0.50%に利上げ幅を再拡大する可能性がある」と考えていました。しかし、10月の月次CPIを見る限り、様子見姿勢は継続されると思います。市場では金利据え置きの予想も少なからずあるようです(本命は0.25%利上げ)が、RBAの「中期的に2~3%」をインフレ目標にしています。現時点ではインフレ鈍化の兆しは見えていますが、RBAの目標の倍以上のインフレ率となっています。さすがに据え置きは早いと思いますが…

中国では注目指標多数!ただし…?

来週は中国11月Caixinサービス業PMI(5日)、11月貿易収支(7日)、11月CPIと11月生産者物価指数(PPI)(ともに9日)と、中国の経済指標が多数予定されています。中国経済は長引くゼロコロナ政策の影響から減速傾向にあるため、前月と比べると弱い結果となることが予想されています。予想通りの結果となれば、豪ドルに一定の売り圧力はかかってくるとは思いますが、大きな影響はないと予想しています。そのほか、中国ではゼロコロナ政策の緩和期待が高まっています。今週に入り、北京や広州、重慶などで”行き過ぎた対応”が緩和されています。また、11月30日に中国の対コロナ政策を担当する孫副首相が国家衛生健康委員会および専門家らと会合を開催し、その場でゼロコロナを意味する「動態清零」という言葉を一度も使わなかったこと(29日に行われた国家衛生健康委員会の記者会見でも「動態清零」は使われなかった)により、政策転換を予想する声もあります。中国当局の発表には注意しておきましょう。

豪ドル/円のテクニカル分析

豪ドル/円は、200日移動平均線(200MA)を下抜けました。ただし、まだ200MAは上向きとなっていますので、長期的な上昇トレンドは継続中です。上値は11月10日以降、日足一目雲上限(94.822円前後)がレジスタンスとして機能しています。一方で下値は10月13日安値の90.852円前後や、心理的な節目となる90.00円、今年の5月は半ばから後半にかけてサポートとなった89.00円前後が意識されやすそうです。

【豪ドル/円 日足チャート・一目均衡表、200日移動平均線】

出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」

予想レンジ:AUD/JPY:89.00-95.00、NZD/JPY:84.00-88.00

12/5 週のイベント:

12/05 (月) 10:45 中国 11月Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI)
12/06 (火) 09:30 豪 7-9月期経常収支
12/06 (火) 12:30 豪 豪準備銀行(RBA)、政策金利発表
12/07 (水) 時間未定 中国 11月貿易収支
12/07 (水) 09:30 豪 7-9月期四半期国内総生産(GDP)
12/08 (木) 09:30 豪 10月貿易収支
12/09 (金) 06:45 NZ 7-9月期四半期製造業売上高
12/09 (金) 10:30 中国 11月消費者物価指数(CPI)
12/09 (金) 10:30 中国 11月生産者物価指数(PPI)

一言コメント:

11月からYouTubeの外為どっとコム公式のFX初心者Chにて『ささっとFX 945』という番組のライブ配信を開始しました!毎営業日朝9時45分から、前日の振り返りや当日の見通しなど紹介させていただいています。まだ見ていない方は是非一度ご覧ください!

 
nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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