今日の豪ドル/円見通し「米雇用統計の結果が豪ドル/円の方向性を決める?」2022/11/4

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豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
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目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

ここまでの相場

・WTI原油価格は反落。米国の金融引き締めが長期化するとの観測から、米景気減速懸念によるエネルギー需要の低下が原油の売り材料となった。一時1バレル=87ドル台まで下落(11月4日)。

・11月1日に豪準備銀行(RBA)は金融政策会合を開催。市場予想通りとなる0.25%の利上げを実施し、政策金利を2.85%とした。

・10月26日に豪統計局は7-9月期四半期消費者物価指数(CPI)と9月の月次CPIを発表。7-9月期CPIは前年比+7.3%(予想:+7.0%)、9月CPIも+7.3%(予想:+7.1%)とそれぞれ上振れとなった。7-9月期CPIのトリム平均は+6.1%となり、同項目の公表が開始された2003年以降で最大の伸びとなった。

・9月分の豪雇用者数は900人増と予想の2.5万人増を大きく下回る。失業率は3.5%、労働参加率は66.6%と前月から横ばいとなった(10月20日)。

・2022年4‐6月期の賃金指数(前年比)は+2.6%と市場予想(+2.7%)を下回る。前期比は+0.7%(前回:+0.7%)と、賃金は堅調さを維持している(8月17日)。次回は11月16日発表予定。

今日のメインシナリオ

米雇用統計の結果が豪ドル/円の方向性を決める?

米国の金融引き締め長期化観測による、米金利先高観が米ドルの独歩高状態を再び作り上げている。本日は注目の米10月雇用統計が発表される堅調な結果となれば、「米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅かつ長期化する金融引き締めに対して、米経済が持ちこたえられる」との思惑が強まり、米ドル高が加速して、豪ドルは下落することとなりそうだ。

昨日発表された、豪9月貿易収支はエネルギー価格の上昇による輸出の伸びにより、豪州の貿易黒字額の増加につながった。力強い貿易黒字が豪州国内の景気を支える一因となっている。他方で、豪州と交易関係の強い中国の10月Caixinサービス業購買担当者景気指数(PMI)は前月(49.3)よりもさらに低下(48.4)したことが、豪ドルにとっての重石となった。本日は四半期に一度のRBA金融政策報告が発表される。RBAによるインフレや経済の見通しがどのように変化しているかが注目となる。11月1日のRBA理事会での声明でロウRBA総裁は「必要であれば、しばらくの間、金利を安定維持する可能性も」と発言している。これを一部の市場参加者は「RBAが利上げを一旦停止する可能性」と受け止めている。そのため、本日の四半期金融政策報告がハト派的な内容となれば、豪ドルへの売り圧力は一層強まることになりそうだ。

個別の想定シナリオ

■RBAの四半期金融政策報告がハト派的と捉えられる
⇒米国との金融政策の方向性の違いがクローズアップされる
⇒豪ドルは下落

チャート分析

今後の注目材料

  9:30 RBA四半期金融政策報告
21:30 米10月雇用統計

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに晴れ。夜中の0時に豪ドル/円と豪ドル/米ドルのストキャスティクスで買いシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー社へ入社。8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。
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