この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を３分でわかりやすく解説する番組です。
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インフレ対応加速なら、ユーロ円８年ぶり高値更新も－2022年10月27日は欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会
動画要旨
【欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会】
10月27日、21時15分にECB理事会の結果が公表されます。また、21時45分からはラガルド総裁の会見が行われます。
これまで、米国の金融政策に隠れて目立ちませんでしたが、ユーロ圏もインフレへの応策が本格化していますが、経済成長とのバランスを取りながら、どのようにインフレ抑制できるのか注目されます。
【欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会を見る上でのポイントは3つ】
1つ目は、9月は0.75％の大幅利上げでした。市場では、9月消費者物価指数（HICP）が9.9％へ、8月の9.1％から加速しているため、10月も前回同様に0.75％の利上げが織り込まれています。
2つ目は、バランスシートの縮小です。スロバキア中央銀行総裁が、債券の満期償還金を再投資せず、縮小にいつから着手するかに関し協議を始めると語っています。今回の会合で答えは出さず、スケジュールの詳細は次回以降となりそうですが、6月のように10月31日の物価指数の結果をみて、急に理事会の態度が変わるかもしれず、議論の進展具合に注意が必要です。
3つ目は、金利の最終到達点であるターミナルレートはいくらになるか。ECBはFRBと違い、フォワードガイダンスの発表がありませんので、声明文やラガルド総裁の会見からこれを推測するしかありません。ラガルド総裁は言質を避けると思いますが、利上げ回数を巡り「今回を含めて2回以上だろうし、5回以下だろう」との前回の表現から、修正してくるのか注目です。
本邦の大手証券会社では、少なくとも10月、12月、2月の会合で0.75％、0.75％、0.5％利上げが見込まれると指摘しています。イベントを通じて、こうした線へ近づくようなら、市場の織り込みが浅い分、ユーロ高に振れそうです。
【結果とドル/円の反応】
欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会
TEAMハロンズとしては、ECBはあくまでも利上げスピードはファンダメンタルズ次第としながらも、タカ派なスタンスは崩せないとの見方から、②をメインシナリオと考えています。
※この文章は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
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円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」（動画）、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X（Twitter）アカウントTEAMハロンズ（＠TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21：00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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