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ドル・円は底堅い値動きか、高値意識の売りも米引き締め期待で下げづらい

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は底堅い値動きか、高値意識の売りも米引き締め期待で下げづらい」
 31日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。24年ぶり高値圏の139円台は売りが強く、上値の重さが意識されやすい。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め長期化への期待感からドル買い地合いは継続しそうだ。
 30日発表された米消費者物価指数は予想外に強い内容となり、米10年債利回りの上昇を手がかりとしたドル買いが強まった。ユーロ・ドルは0.9960ドル付近に沈み、ドル・円は一時139円07銭まで値を切り上げた。ただ、ドル・円は29日に続き139円付近で一段の上昇を阻止されており、本日アジア市場では上値の重さを嫌気した売りが先行。米長期金利の上げ渋りでドル買いは縮小し、ドル・円は138円後半から前半まで失速した。
 この後の海外市場は月末のフローにより、方向感のつかみにくい展開となりそうだ。ドル・円は引き続き139円付近で売りが強まるとみられ、目先も伸び悩む見通し。ただ、FRBによる引き締め方針を受け、ドルは主要通貨に対し引き続き売りづらい。今晩はメスター米クリーブランド連銀総裁が材料視され、タカ派的なスタンスが示されればドル買いが再開。今週末の雇用統計を見極めるムードだが、ドル・円は139円台浮上の可能性もあろう。



通貨別分析

 

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