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FX/為替予想「豪ドル/円は上値が重い。中国・米国のリセッション懸念が重しとなる」短期トレード 即効チャージ!豪ドル 2022/8/1

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豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、為替情報発信中!

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

ここまでの相場

・WTI原油価格は上昇。米ドルが大幅に下落したことによる原油の割安感、8月3日開催のOPECプラス総会で原油の増産幅が維持される見通しが強まったことで、原油は買いが優勢。一時1バレル=101ドル台まで上昇。その後は、週末・月末を控えていることから売りに押されて、終値は1バレル=98.62ドル(7月29日)。

・7月27日発表の豪2022年4-6月期消費者物価指数(CPI)は前年比+4.9%(トリム平均)と、インフレ率は前期(+3.7%)から急伸する結果となった。

・6月分の豪雇用者数は8.84万人増と予想の3.0万人増を大幅に上回る。失業率が3.5%まで低下、労働参加率が66.8%(前月66.7%)へ上昇した(7月14日)。

・7月5日の豪準備銀行(RBA)理事会で政策金利を市場予想(0.25%~0.50%)通り0.50%の利上げを実施。声明は概ね前回と同じ内容で、経済指標次第では次回以降も大幅利上げの可能性を残した。次回は8月2日

・2022年1‐3月期の豪賃金指数(前年比)は+2.4%と前期(+2.3%)を上回る。しかしRBAの目標とする3%には届かず。6月15日に公正労働委員会が最低賃金の5.2%引き上げを発表。これにより賃金指数の伸びも加速しそうだ。4-6月分は8月17日発表予定。

今日のメインシナリオ

豪ドル/円は上値が重い。中国・米国のリセッション懸念が重しとなる

7月31日(日)に中国国家統計局が発表した、中国7月製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.0だった。予想(50.3)と前回(50.2)を下回っただけでなく、好不況の分かれ目と言われる50.0を下回った。本日は中国7月Caixin製造業PMIが予定されている。中国は7月に、ゼロコロナ政策を堅持するために各地で行動制限の導入・解除を繰り返している。その影響から、予想(51.5)を下振れる結果となる可能性は大いにあるだろう。特に50.0を下回った場合には、中国と交易関係の強い豪ドルには売り圧力がかかってきそうだ。
その他、米経済の景気後退(リセッション)懸念がリスク回避姿勢を強めやすい状況を作り上げている。ひとたびリスク懸念が強まれば、リスクオフの円買いが強まることととなり、豪ドル/円は下値を拡大することとなりそうだ。特に23時に発表される米7月ISM製造業景況指数には大きく反応する可能性があるため、気を付けておきたい。

個別の想定シナリオ

■米国の経済のリセッション懸念
⇒市場ではFRBの利上げ幅縮小期待が強まる
⇒日米長期金利差が縮まる
⇒日本円に調整の買い戻しが続く
⇒豪ドル/円は下落

チャート分析

今後の注目材料

10:45 中国7月Caixin製造業PMI
23:00 米国7月ISM製造業景況指数

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は晴れ、豪ドル/米ドルは曇り空に太陽が覗く。7月30日の0時に豪ドル/米ドルのストキャスティクスで買いシグナル点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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