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FX/為替予想「ポンド/円は『金利差では円売り』『経済減速懸念では円買い』と方向感を見いだせない」短期トレード 即効チャージ!ポンド 2022/6/20

ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、相場情報発信中!

目次 

今日のポンド トレードシナリオ

ここまでの相場

・6月16日にイングランド中銀(BOE)は政策金利を1.25%に0.25%の利上げ
 金融政策委員会(MPC)メンバーの9人中3人は0.50%の利上げ支持

英4月失業率(ILO方式)は3.8%と前回(3.7%)から悪化。賃金上昇率は+4.2%と堅調な伸びを継続(6月14日)。

・英1-3月期GDPは前期比+0.8%と予想(+1.0%)を下回る。6月13日発表の英4月月次GDPは-0.3%と前月からマイナス成長が拡大。

英4月消費者物価指数(CPI)は前年比+9.0%(予想+9.1%)と前回の英3月分(+7.0%)からインフレは更に加速。1982年以降、最大のインフレ率となった(5月18日)。5月分は6月22日発表

・英4月小売売上高(除自動車)は前月比+1.4%(前月は-1.1%)と大幅に改善(5月20日)。5月分は6月24日発表。

・6月13日に英国政府はEUとの間に交わしている「北アイルランド議定書」の一部を英議会に提出した。EUは「国際法である議定書に一方的に違反する意思を明確にするものだと批判」。EU側の報復も想定されるだけに、ポンドにとってはネガティブ要因。

今日のメインシナリオ

ポンド/円は『金利差では円売り』『経済減速懸念では円買い』と方向感を見いだせない

6月16日に発表されたBOEの政策金利は市場予想通りの0.25%利上げ。議事要旨では、「必要であればインフレに対して力強く対応する」と更なる利上げを示唆した。17日には日銀が金融緩和の継続と、「必要なら躊躇なく追加緩和」と緩和姿勢を強調した。BOEや主要国は金融引き締め方針に舵をとっているため、日銀だけが取り残されていることが余計に目立つ。こうした金融政策の方向性の違いから円が売られやすい通貨となっている。
一方で英国内に目を向けると北アイルランド議定書の変更を巡りEUとの駆け引きが続く。現時点では「英国が議定書の一部を履行していないことで国際法違反だ」とEU側からは批判されており、当面は潜在的なポンド売り材料となる。その他、スコットランドでは再び独立問題が再燃していることもポンドにはネガティブ材料となる。
主要国が軒並み利上げや金融引き締めに方向転換し、大幅な利上げを実施する国も目立つことから、世界的な景気減速への警戒感が浮上している。まとめると、金利差では円が売られやすく、ポンドが上昇しそうだが、世界的な景気減速懸念もあることでポンド/円の上値は限定的となりそうだ。

個別の想定シナリオ

■世界的な経済減速懸念
⇒リスクオフの米ドル
⇒ポンドは売られる
⇒主要国では日銀だけが金融緩和継続
⇒円売り圧力もかかりやすい
⇒ポンド/円は上値は重いが、下値も限定的

チャート分析

注目材料

世界的な株価動向

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円は雨、ポンド/米ドルは曇り空に雨がパラついている。ポンド/円の移動平均で12時に売りサインが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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