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FX/為替予想「ポンド/円は短期的には下目線?米消費者物価指数が大きく影響を与える」短期トレード 即効チャージ!ポンド 2022/6/10

ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、相場情報発信中!

目次 

今日のポンド トレードシナリオ

ここまでの相場

・5月5日にイングランド中銀(BOE)は政策金利を1.00%に0.25%の利上げ
 金融政策委員会(MPC)メンバーの9人中3人は0.50%の利上げ支持
 成長見通しを2023年がマイナス0.25%、2024年が0.25%になると下方修正(従来はそれぞれ1.25%、1.00%予想)。

・英1-3月期GDP(国内総生産)は前期比+0.8%と予想(+1.0%)を下回る。英3月月次GDPは-0.1%と前月からマイナス成長(5月12日)。

英3月失業率(ILO方式)は3.7%と前回(3.8%)から改善。賃金上昇率も+4.2%と前回(+4.1%)を上回った(5月17日)。

英4月消費者物価指数(CPI)は前年比+9.0%(予想+9.1%)と前回の英3月分(+7.0%)からインフレは更に加速。1982年以降、最大のインフレ率となった(5月18日)。

・英4月小売売上高(除自動車)は前月比+1.4%(前月は-1.1%)と大幅に改善(5月20日)。

今日のメインシナリオ

ポンド/円は短期的には下目線?米消費者物価指数が大きく影響を与える

本日は米5月消費者物価指数(CPI)に市場の注目が集まっている。そのため、米ドルの動向がポンド/米ドルならびにポンド/円の動きに普段以上に大きく影響を与えることとなる。米国のCPIが市場予想通り8.3%(前回:8.3%)で高止まりしていれば、米国の利上げサイクル継続期待から米ドル/円が上昇し、ポンド/円もこれにつれる可能性はある。一方で、米国のインフレが高止まりすることで米経済が減速する懸念が強まればリスクオフの円買いとなる可能性も排除できない。リスクオフの円買いとなった場合は過去2週間のあいだに急ピッチで進んだ円安への調整がもう一段入ることとなりそうだ。そういったことから、米CPI発表後の市場心理の移り変わりには注視したい。
日銀が金融緩和を継続する意向を示しており、英国は経済減速への懸念は残るが、インフレ高止まりの影響からBOEが利上げを続ける見通しとなっている。なので大きな流れで見るとポンド高/円安の流れは変わらない。CPIによる調整は短期的だろう。思わぬ変動には注意しておきたい。

個別の想定シナリオ

■米国のインフレ高止まり
⇒米経済の減速懸念が強まる
⇒リスクオフの円買い
⇒ポンド/円は下落

チャート分析



注目材料

21:30 米5月CPI

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円、ポンド/米ドルともに晴れ。ポンド/円のMACDで10時に売りサインが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

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ポンド ちょい足し情報

北アイルランド議定書の修正案を巡り、与党保守党内では意見が割れているようだ。原因は党内での求心力が低下したジョンソン首相とその他の閣僚との政治的な思惑の違い。ジョンソン首相は「今」の自分の人気回復。その他の閣僚は「未来」の人気獲得に向けて。もちろんそれだけが原因ではないが、みんなが納得する修正案が出てくるには時間がかかりそうだ。

経済指標カレンダーはコチラ

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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