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FX「10週ぶりのドル円週足陰線。夏の円高 VS 原油価格。口先介入減少は現状容認か」

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総括

FX「10週ぶりのドル円週足陰線。夏の円高 VS 原油価格。口先介入減少は現状容認か」

ドル円= 127-132、ユーロ円=132-137 、ユーロドル=1.02-1.07

通貨ごとの注目ポイント

*円「通貨11位(11位)、株価8位(6位)、10週ぶりのドル円週足陰線。夏の円高 VS 原油価格、口先介入減少は現状容認か」
 ドル円は10週ぶりに週足陰線となった。5月になってウクライナ紛争以来の全面円安に変調が起きている。5月はここまで2位の強さ、先週は最強通貨となった。米消費者物価、卸売物価、輸入物価、賃金などにピークアウト感が出て米金利が低下したことや、原油価格が落ち着いてきたことがある。ただ先週末はロシアがフィンランドへの電力送電を停止したため再び原油が110ドル台へ上昇しているので注意したい。
 上半期なので輸入のドル買いよりも輸出のドル売りが先行する時期でもあるが、2月からのドル急上昇についていけなかった輸入業者が127、128円では押し目買いを入れたことで戻りも早かった。
 今週は二つの重要指標がある。4月の貿易統計と消費者物価だ。4月の貿易統計は1兆円を超える赤字予想。1-4月では4兆円を超える赤字となればショックだ。ただ4月の所得黒字は2兆円を超えるので経常収支の黒字は維持できる(発表は6月ごろ)。もう一つは消費者物価だが2%を超える2.5%の予想、コアも2%、コアコアもプラス圏に上昇しそうだ。黒田総裁は2%を維持すべく金融緩和を続けると言っているので政策に変化はないだろうが、その時に円安が進んでいると金融引き締めへの再び議論が活性化しよう。
 当局の口先介入の回数も減少してきた。同じところで落ち着けばその水準を容認しそうだ。

*米ドル「通貨2位(2位)、株価(NYダウ)10位(10位) インフレピークで米金利低下と思いきや、先週末、再び原油高で金利上昇」
 ドルは年初来2位堅持、株はダウが11.4%安、ナスダックが24.54%安。先週までに賃金の伸び、消費者物価、卸売物価、輸入物価でインフレが3月にピークに達したことを示唆。米金利が低下してドル安を誘ったが、週末にはロシアがNATO加盟申請したフィンランドに対して電力供給を停止したことで再び原油と金利が上昇した。原油と金利動向は注視しないといけないが、原点は原油動向であり、背後にあるのはロシアの動向だ。それでも利上げを続けていけば、スタグフレーション、リセッションが起きる可能性はあるだろう。パウエル議長は先週、物価安定こそ経済の根幹だと強調し、インフレ加速という最悪状況を避けるためにFRBが進める利上げで「多少の痛み」が生じることについて国民に理解を求めた。
 資源価格が上昇すれば、多くはドル建てなので米国から買わなくともドルを手当てしなければならないのでドルが上昇する。引き続き東京市場でも動く米長期金利と原油動向の動きを追っていきたい。
 米国1QのGDPはマイナス成長となった。貿易赤字は過去最大、ミシガン大消費者態度指数も悪化した。ひと昔ならドル売り材料だがインフレ抑制が現在の最重要事項なので、抑制に役立つドル高は容認されている。

*ユーロ「通貨8位(8位)、株価13位(13位)DAX)利上げ観測強まるもウクライナ紛争の重しあり経済指標は弱い。ボリバン内を往復か」
 強くはないがポンドほど弱くはない。対ドルで年初来8.53%安、対円で2.73%高となっている。インフレ懸念が高まりECBの誰しもが金融正常化、量的緩和の縮小、利上げを唱え始めた。ラガルド総裁はECBは3Q初めに資産購入プログラムを終了する可能性が高く、その後「数週間」で利上げを実施する可能性があると述べた。最初の利上げは、ECBの金利に関するフォワードガイダンスで示されている通り、ネットベースの買い入れ終了後しばらくしてから行う。7月利上げを支持するECB当局者の声は毎日のように広がりを見せ、この日までに、エルダーソン専務理事、ビルロワドガロー仏中銀総裁やナーゲル独連銀総裁らからも同趣旨の発言があった。
 ただウクライナ紛争の経済への悪影響は強く、経済指標は5月ZEW景況感、3月鉱工業生産、3月小売売上と冴えないものが続く。一方、インフレは7%にのせている。ロシアに対する制裁第6弾がある見通しで、ロシア産原油の禁輸措置が盛り込まれる可能性がある。制裁の悪影響は欧州経済にも降りかかってくる。

*ポンド「通貨10位(10位)、株価3位(3位)、二桁インフレとマイナス成長予測でポンドは弱い」
 対円、対ドルで4週連続陰線と弱い。年初来では対円でわずかに1.8%高、対ドルで9.35%安となっている。22年1QのGDP成長率は4期連続プラスの前期比0.8%となった。単月でみると1月は前月比0.7%、2月は0%、3月はマイナス0.1%に落ち込んだことから、産業界は懸念を示しており、特に経済的に脆弱な家庭やエネルギー集約型産業に対する政府の対応を求める声も聞かれる。4月の小売売上高は前年比0.3%減と、2021年1月以来初めて減少した。それでもラムズデン英中銀副総裁はインフレ高進に対処するため金利を一段と引き上げるべきとの見解を示した。
 英中銀は政策金利を0.25ポイント引き上げ、金融危機以降で最高となる1%とした一方、英経済は2桁のインフレに圧迫されて来年はマイナス成長になる見通しだと警告した。想定外の景気後退警告を受けてポンドは弱い。年初来でポンドより弱いのは円とトルコリラだけになってしまった。

*豪ドル「通貨5位(5位)、株価5位(5位)、賃金指数と総選挙に注目。円安相場の反転で小安い」
 豪ドルは4月につけた95.74から反落し90円も割り込んだ。年初来で豪ドルが強いかどうかは微妙だ。対ドルでは4.58%と安い。円安が豪ドル円を持ち上げている。ただ5月に入って円は盛り返し、先週は最強通貨、5月全体では2位の強さであり、ウクライナ危機以降の円全面安をやや調整している。資源高と貿易赤字による円高は続くものの4-8月の日本の輸出先行の円買いがあるので豪ドル円も伸び悩むのではないか。3月貿易収支は黒字を維持、3月小売売上高は予想上回る増加となったが、5月の消費者信頼感指数は6カ月連続で低下した。賃金の倍以上のペースで上昇するインフレが懸念される。今週発表される1Qの賃金指数が注目される。インフレに賃金の伸びが追い付かず利上げされると消費は弱まるだろう。
 週末には選挙がある。中国の人権侵害や貿易面での威圧に強い姿勢で臨んできた与党・保守連合(自由党と国民党)が世論調査の支持率で46%と、野党・労働党の54%を下回り、劣勢が伝えられている。新政権になっても財政重視の国内経済政策は変わらないだろうが、中国外交に変化が現れるかもしれない。ただそれは貿易規制緩和の方向となれば豪経済にメリットとなる。

*NZドル「通貨7位(7位)、株価13位(11位)、インフレ抑制の兆しあり。不動産、乳製品価格下落」
 続落、4週連続で対円で下落、対ドルでは7週連続下落と弱い。対ドルでは4月から、対円では5月から下落している。年初来では対ドルで8.15%安、対円では3.16%高だ。インフレ懸念でいち早く利上げ(21年10月から)に踏み切っていたが、最近はその効果も出始めている。不動産価格が下落している。すべての地域で売り上げが年間35.2%減少し、価格が下がり、住宅の販売数が減少したことが示された。乳製品のオークションでは4回連続で価格が下落している。
 ロバートソン財務相は、インフレが高進しているものの、予想では今年下半期に緩和するとなおみられていると述べた。金利上昇で2023年の経済成長が停滞する可能性は否定できないが、「NZ経済に引き続き自信を持っている。わが国の経済を支える要素は強固だと思う」と述べた。
 隣国の豪ドルより弱いのは豪と異なり貿易赤字が続いていうからだろう。またNZは渡航者受け入れ全面再開し観光業などの振興を図る。ただアーダーン首相は先週、コロナ感染となった。

テクニカル分析

*ドル円「10週連続陽線とならず。伸び悩む」
日足、5月に入って伸び悩み、山なりになってきて小緩む。5月12日-13日の下降ラインが上値抵抗。5月12日-13日の上昇ラインがサポート。5日線下向きで。20日線に近づく。
週足、10週連続陽線とならず。ただ先週後半は127円から急速に戻し129円台前半へ。ボリバン2σ内へ戻る。4月25日週-5月9日週の上昇ラインがサポート。
月足、ボリバン2σ上限と3σ上限の間で推移する強さ。3月-4月の上昇ラインがサポート。5月はここまで陰線。131円以上で4月、5月上ヒゲあり。
年足、2021年は6年ぶり陽線。今年もここまで陽線。2016年-20年の下降ラインを上抜く。20年-21年の上昇ラインがサポート。15年-21年の下降ラインを上抜く。

*ユーロドル「ボリバン2σ下限まで下落」
日足、5月6日-11日の上昇ラインを下抜いて2σ下限へ下落。1.0350あたりで抵抗。5月12日-13日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線下向き。
週足、ボリバン2σ下限で推移。4月25日週-5月9日週の下降ラインが上値抵抗。2σ下限は1.0427、3σ下限は1.0117。 5週線、20週線下向き。
月足、ボリバン3σ下限へ。4か月連続陰線。今月もここまで陰線。3月-4月の下降ラインが上値抵抗。
年足、20年‐21年の上昇ラインを下抜く。17年-20年の上昇ラインも下抜く。14年‐21年の下降ラインが上値抵抗。年足的サポートラインがない。ボリバン2σ下限は1.00あたり。

*ユーロ円「5日。20日線下向く。雲の中には落ちず」
日足、ボリバン3σ下限まで下落し小反発。雲の上限で抵抗にあう。5月12日-13日の下降ラインが上値抵抗。5月12日-13日の上昇ラインがサポート。5日線、20日線下向き。
週足、4月18日週に一時、ボリバン3σ上限に近づいたがその後は反落。雲の上は維持。3月7日週-5月9日週の上昇ラインがサポート。4月18日週-5月9日週の下降ラインが上値抵抗。5週線下向く。20週線上向き。
月足、1月、2月は陰線。4月にボリバン3σ上限へ上昇したが5月は反落している。20年5月-22年3月の上昇ラインがサポート。22年4月-5月の下降ラインが上値抵抗。
年足、2年連続陽線。今年も3月に陽転。14年-21年の下降ラインを上抜く。12年-20年の上昇ラインがサポート。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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