読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

FX/為替予想「豪ドル/円は日豪長期金利の乖離から底堅い」短期トレード 即効チャージ!豪ドル 2022/4/19

最新号はコチラ

f:id:gaitamesk:20211203161608p:plain

豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

ここまでの相場

・豪2021年第4四半期 消費者物価指数(CPI)は前年比+2.6%(トリム平均)と豪中銀(RBA)の目標レンジ(2~3%)の中央値を突破。

・RBAがCPIのほかに注視するのが賃金指数。この賃金の伸びが前年比3%を超えるのをRBAは目安にしている。2021年第4四半期前年比+2.3%(最新)。

・4月5日のRBA理事会で政策金利は0.10%で据え置いたが、声明文からインフレの高騰に対して「忍耐強く対応する」の文言が削除された。

・3月分の豪雇用者数は1.79万人増と堅調ながらも予想の3.0万人増を下回る。

・中国、一部都市ロックダウンにより景気回復に遅れの可能性浮上。上海市のロックダウンは全面解除まで少なくとも数週間はかかる見通し(4月11日時点)。
隔離区域以外は20日までに新規感染者ゼロを目標(4月17日)。

・WTI原油価格はリビアで暫定統一政府へのデモの影響で油田が閉鎖されたことや、欧州が対露の原油輸入をさらに制限するとの見方から逼迫懸念が継続。1バレル=109ドル台まで続伸(4月18日)。

・豪10年債利回り、再び3%台乗せ(4月19日)。

今日のメインシナリオ

豪ドル/円は日豪長期金利の乖離から底堅い

米国の5月の0.50%利上げを意識した米ドル買いの勢いが止まらない。米ドル/円が2002年5月以来の127円台に乗せたことも後押しとなり、豪ドル/円も93円台で底堅い動きとなっている。
原油価格は3月28日以来の109ドル台まで続伸している。欧州がロシア産原油の輸入をさらに制限するとの見方や、リビアでの暫定統一政府に対するデモの影響で国内最大級の石油生産施設の生産がストップしたことが理由だ。

豪ドルが上値を伸ばしきれていない要因は、中国の先行きが見通せないためだ。中国では、上海のロックダウンは全面解除の見通しが立っておらず、西安もロックダウン中(19日までの予定)となっている。そのため、中国経済の減速懸念が豪ドルの重しとなっている。ただ、中国人民銀行が市中銀行の預金準備率の0.25%引き下げを発表し、中国当局が金融緩和によって経済を下支えする方針は明確だ。
また、豪10年債利回りは再び3%台に乗せてきていることから、対円で見ると豪ドルが買われやすい材料が揃っているといえる。豪ドル/円の底堅さは続きそうだ。

 

個別の想定シナリオ

■中国のロックダウンの先行きが不透明
⇒豪は中国と交易関係が強い
⇒短期的には豪ドルの上値を抑える要因
⇒豪ドル/円の上値は重い

■豪10年債利回りが上昇
⇒日本の10年債利回りは上がらない
⇒日豪10年債利回りの乖離
⇒豪ドル買い、円売りの材料
⇒豪ドル/円は底堅い

チャート分析

今後の注目材料

コモディティ価格動向
米国の利上げ期待による、米長期金利動向
RBA議事要旨

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は、豪ドル/米ドルともに快晴となっている。豪ドル/円のMACDで、8時に買いシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

f:id:navimedia:20200115123814:plain

経済指標カレンダーはコチラ

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。