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FX/為替予想「ウクライナ情勢からさらなるコモデティ高相場、豪ドルやカナダドルに妙味!」ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー

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ウクライナ情勢は周知の通りですが、日に日に過激さを増してきております。ロシア軍は民間施設までもターゲットに攻撃を開始しており、次第にエスカレートさを増してきております。
ここまでくると、両者譲らない展開となるでしょう。プーチン大統領は振り上げた拳を当面下ろすつもりはないように見えます。
非常に残念なファンダメンタルズ状況ですが、マーケットを監視するプレイヤーとしてそれらを織り込みながらポジションを取らねばなりません。
ロシアや欧州経済への依存度が比較的低いエリアに焦点を当て、且つロシアの輸出品目 である、天然ガスや原油、小麦に目を向けますと、選択できる通貨がありました。
一つは豪ドルです。天然ガスや原油など、燃料依存を他国に振り向ける必要があります。その中でシワ寄せがくるとしたら、石炭でしょう。つまり、石炭輸出国であるオーストラリアの通貨、豪ドルが強くなるわけです。
小麦ですと、世界の輸出量 No.1がロシアです。そしてウクライナが世界で第 5 位となります。この2国で世界の25%程度を占めており、その代替先は米国やカナダ、フランスとなりそうです。よって、カナダは原油価格の依存度も多少ありますから、カナダドル買いも妙味があります。
さらによくよく調べてみたところ、小麦輸出量の世界第7位がオーストラリアであることがわかりました。

つまり、オーストラリアの貿易は小麦分野でもさらなる恩恵がありそうです。またウクライナの産業でも、鉄・鋼、鉄鉱石など、金属産業も盛んな国であることから、その輸出も滞ります。
よって、オーストラリアの鉄鉱石など出番は豊富にあるでしょう。
そういったことから今回の情勢で最も恩恵がありそうな国はオーストラリアです。 豪ドルが長期トレンドで強気相場に入るかもしれません。

目次

▼ユーロ豪ドル月足トレンド転換
▼すでに織り込み始めた豪ドル買い
▼ユーロ円週足・調整入り形状

ユーロ/豪ドル月足トレンド転換

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ユーロ/豪ドル月足チャートです。
ずばり、サポートラインをまもなく割り込みそうな形状です。 RCIも3本とも下方向、世界情勢ではユーロは当面不安定のため、中長期的な買いが入るような状況ではありません。
逆にオーストラリアでは、代替燃料有力候補の石炭(火力発電所向け)のほか、ウクライナ輸出産業の鉄・鋼・鉄鉱石も当然オーストラリアで賄えます。そして、ロシアやウクライナで輸出量が多い小麦も含め、全てオーストラリアは充実しております。また貿易収支はここ数年大幅黒字を実現していることから、資本はオーストラリアに向かいやすいでしょう。さらに地政学リスク的にも最も離れた位置でもありますし、利上げの余地は大幅に残しております。
よって、豪ドルに資本が向かいやすい環境がしばらく続くと判断しました。
コロナショック後、1年近く月足ベースではレンジ相場となっておりましたが、本格的にブレイクアウトしそうです。ユーロ/豪ドルの売りトレードを開始しようと思います。

すでに織り込み始めた豪ドル買い

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正直、先月から下落トレンドまっしぐらです。
まるで2012年や2014年のギリシャショックを彷彿させます。
毎日だらだら一方通行に動いた通貨ペアでして、筆者自身も大きく利益を頂いた思い入れの強い通貨ペアです。
昨日も大幅安となっており、戻りらしい戻りを見つけにくい状況です。 日足レベルでは、この戻り売りを狙ったレジスタンスライン手前からショート戦略でしょうか。
売れるとしたら、このレジスタンスラインの1.5356をベースにシナリオを立てることが良さそうです。
ちなみに、月足のサポートは1.5250付近ですので、ブレイク前には1ポジションせめて持っておきたいところですね。

ユーロ/円週足・調整入り形状

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ユーロ/円週足も見ておきます。
筆者はユーロ/円ショートポジションを少しだけホールドしているのですが、127.00円割れ期待でポジションをキープしております。
現在、並行チャネルのまもなく下限ラインというところに差し掛かっておりまして、ここをブレイクすれば、EUR/AUDと共に、大きな下落トレンドが発生しそうです。
RCIも3本とも下方向に向いており、RCI26と52が0.00ラインよりも下で推移を始めましたので、週足レベルで下落トレンドスタートの合図にもなります。
コロナショック後から20円ほどの上昇を演じましたが、これらの上昇トレンドを少なくとも大きく調整局面入りするのではないでしょうか。
また今回、ロシアとウクライナ間で仮に停戦合意が実現したとしても、EU各国はロシア依存を大幅に縮小していくでしょう。その場合は短期的にユーロ買いになるかもしれませんが、結局は売り場提供となるでしょう。ウクライナをEUに迎え入れ、新体制を整えていく段取りで進むと思います。
よって、結局ロシアとの関係はなおさらこじれると考えており、ロシア依存が高かった企業の財務が悪化していくと予想します。
そうなりますと、やはりユーロの利上げは遠のきます。スタグフレーションリスクも顕在化し、欧州エリアへ資本を積極的に投下できなくなると思います。
ユーロショートトレードはやはり大前提にしておきたいところです。
向こう1週間はユーロ売りを前提、そして豪ドル買いを前提としたトレードを実施していく予定です。


【ひろぴー氏出演動画】


【インタビュー】

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「初心者から上級者まで相場観が一致したときが一番危険」(前編)

<もくじ>
・幼稚園児 投資に目覚める
・どこか引っかかる感じを大切に
・個人投資家におすすめ書籍と読む時期

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「低勝率型こそ1憶円への近道」(中編)
<もくじ>
・勝率は低いほうがいい
・その失敗が糧となる!?
・他の金融商品も考え方は一緒
・日銀緩和のときに活きた投資の勉強
・決済はむずかしい
・低レバレッジでリスクを抑える

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「はじめて話す 外為注文情報 活用法」(後編)
<もくじ>
・損切り注文の功罪
・シグナル、逆シグナル
・検証の果てに
・ローソク足は基本どおり見る
・外為注文情報の活用
・レポートの勧め


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ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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