読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

FX「米債利払いの円高は終える。今後はリパトリ動向にも気をつけたい」

f:id:okinawa-support:20190826111921p:plain

 

総括

FX「米債利払いの円高は終える。今後はリパトリ動向にも気をつけたい」

ドル円=113-117、ユーロ円=128-133 、ユーロドル=1.11-1.16

通貨ごとの注目ポイント

*円「通貨5位(5位)、株価10位(9位)、米債利払いの円高は終える。今後はリパトリ動向にも気をつけたい」
ドル円は強くもなく弱くもなく12通貨中5位で2022年は推移している。基本的にはボリンジャーバンド2σの範囲内で動いている。前回申し上げた通り、2月15日の米債利払いの円転で先週はドル円は下落した。
今週はその影響はないが、年度末へ向けてリパトリ玉が出るかどうか。2月下旬は過去12年で7対5でドル下げとなっており方向性はない。今週は21日(米国休場)と23日(日本休場)で仲値取引が3日間だけとなる。外貨投信の設定は25日の金曜日に多そうだ。
さて1月は2.19兆円の貿易赤字となった。やや大きな赤字だが1月は常に1兆円以上の赤字となるので驚くべきことではない。2月、3月も続けば円安要因だが。1月の外貨投信残高は3.5兆円減少した。海外の株下げと金利上昇での評価損もあるが、海外投資も減じているのだろう。
当局では115円台でやたらと為替に言及する。内容はいずれも「相場動向にコメントしない」だが、回数が多いのは相場を気にしているのだろう。ガソリン・トリガー条項適用の議論まで出ているので、円安でさらに物価が引き上げられたくないようだ。トリガー条項が適用されれば国民負担、企業負担の軽減となりリスクオンとなろう。これまで本当に必要な税金だったのか。ついでに米国並み高速料金まで撤廃されれば日本の企業の競争力は増し良い国になるだろう。日銀の中村委員の「103-115円が望ましい」という意見も頭に入れておきたい。

*米ドル「通貨6位(3位)、株価(NYダウ)11位(10位)、利上げすればインフレが解消されるのか(株安だけ招く?)、利上げはドル買いなのか疑問」
「ほら、物価が上がった、利上げだ、利上げ」というが、他の指標が強いわけでもない。また利上げでインフレが解消するのかも疑問だ。先週の米国の経済指標では、小売売上や鉱工業生産は強かったが、NY連銀製造業景気指数、住宅着工、景気先行指数は弱かった。失業保険申請者数は増加した。経済指標の改善が伴う金融引き締めなら株価もこれほど下落しないだろう。過去にも利上げをしたからインフレが収まった記憶はない。何か、別の要因、不良債権問題が生じて一気に不景気になりインフレが収まったり、日本やNZのように不動産規制が課された時にインフレが低下した覚えはある。利上げでドルが上げ続けることもない。世界の他の国も利上げ機運が高まるからだ。
今年のドルは強くはない。現在12通貨中6位。最大の貿易赤字国ということが底流にある。インフレで利上げをしないと当局も仕事感がないのだろうが、インフレが収まることもドルが上げ続けることもない。株が下げ続けてドルが上げ続けることもない。
インフレが抑制されるとしたら、日米欧で計画されている半導体工場が建設され稼働する時か。少し時間はかかる。
米消費者の1年先のインフレ期待中央値が5.8%と、2021年12月の6.0%から低下した。3年先のインフレ期待中央値も4.0%から3.5%に低下し、インフレ懸念が緩和しつつある可能性を示唆した。ただ、コロナ禍前の水準を引き続き上回っている。ウィリアムズNY連銀総裁はコロナ禍前に比べ、インフレに関する情報による中長期インフレ期待への影響は小幅となっていると指摘。消費者は「現在のインフレ高止まりが非常に長く続くとは考えていない可能性を示唆している」とした。

*ユーロ「通貨7位(7位)、株価9位(10位)DAX)、IMFは金融緩和支持。気になる貿易赤字」
ECBに段階的にせよ利上げ機運が高まってきたが、IMFは異なる見解を示した。IMFはECBが緩和的な金融政策を維持してきたことは正しいとの見解を示した。供給制約の影響によるインフレの一時的高進は来年まで続く可能性があるが、その後は低下するとみている。IMFは、過去のデータは、ユーロ圏の賃金が緩やかな上昇にとどまり、先月5.1%を記録したインフレ率は目標である2%を下回る可能性を示唆した。
ECBは、「基調インフレ率の高止まりが想定より長引く場合に政策を調整する柔軟性を保持しつつ中期インフレ目標が達成されるまで緩和的金融政策スタンスを維持するという適切な決定を下した」とした。
ブルームバーグ調査では、ECBは今年利上げに動くが、インフレ率が2%の物価目標を下回るタイミングで、引き締め効果が表れるかもしれないとエコノミストらが予測した。これは「政策ミス」の可能性を示唆する。2023年のユーロ圏の消費者物価は1.7%、24年は1.8%と見込まれる。23年は目標の半分にすぎないとの見立てすらある。
もう一つ気になるのはユーロ圏の貿易収支が11月は15億ユーロの赤字、12月は46億ユーロの赤字となったことだ。貿易黒字でユーロは底堅いという裏付けが消えてしまう。

*ポンド「通貨4位(2位)、株価5位(5位)、3月も利上げ観測高まる」
依然、ポンドは底堅く、FT株価指数も主要国の中で唯一プラス圏を維持している。欧州なのでウクライナリスクはあるが欧州大陸より軽微だろう。追加利上げ観測は高まっている。3月17日の次回会合で再び0.25%の利上げがあると予想されている。3会合連続の利上げとなれば1997年以降では初めてだ。1月の消費者物価は前年比5.5%上昇と、前月の5.4%上昇から加速、1992年3月以来約30年ぶりの大幅上昇となった。エネルギー価格の高騰が物価上昇の主因。世界的な供給網の混乱も、多くの品目の価格を押し上げる要因となっている。賃金の上昇も伴っているので利上げに違和感はない。21年10-12月期のの賃金は、前年比4.3%増と、9-11月の4.2%増から伸びが加速した。賃金上昇率は、英中銀の予測を上回った。
1月の小売売上高も、前月比1.9%増と、予想の1.0%増を上回った。
尚、英政府は、ワクチンを2回接種した人についてはイングランド地方に入国する際に求めていた検査を不要とした。隔離も必要ない。政府が変異型「オミクロン型」対策としてブースター接種(追加接種)を急ピッチで進め、重症者が減っていることが背景にある。水際対策はオミクロン型の流行初期に緊急的に導入したもので、国内で感染が広がれば「もはや意味がない」と判断した。人流を止め続ければビジネスや観光への影響も大きいからだ。

*豪ドル「通貨10位(10位)、株価8位(8位)、今週は賃金指数に注目、改善ならば利上げに繋がる」
先週は週足では対円、対ドルでも陽線だが後半伸び悩んだ。対円では83円を維持できなかった。今週の焦点は4Q賃金指数だ。これが改善すれば利上げ観測が高まる。RBAは目標について、過去数年で最も達成に近付いているとの認識を示した。ただ、インフレが加速する一方で賃金の伸びが依然鈍いため、政策対応で忍耐強くなる用意があるとしている。インフレ加速が持続するとはまだ考えておらず、利上げの前に賃金の伸びを確かめたいという理事会の意向が示された。ロウ総裁は、経済が予想以上に好調な場合は年内に利上げする可能性があると発言。2022年中の利上げの可能性はかなり低いとした従来の方針から転換している。インフレ圧力が世界的に強まる中で、早ければ6月にも利上げがあると投資家はみている。現在0.1%の政策金利が6月に0.25%に引き上げられ、年末までに1.25%に達する可能性を完全に織り込んでいる。コロナ感染急拡大で消費者が移動を控えたため、豪経済の活動は1月に減速したが、感染が収まるにつれて消費支出は回復しつつある。
先週後半豪ドルが伸び悩んだのは鉄鉱石価格の急落もある。中国当局が複数の鉄鉱石企業に投機と買いだめを巡り警告されたことがあった。また週末には中国のミサイル駆逐艦がオーストラリア空軍の監視航空機にレーザーを向けるという報道もあった。

*NZドル「通貨11位(最下位)、株価13位(13位)、今週の利上げ観測で上昇」
1月には対円で年初来4%安まで下落していたが、先週は2.26%安まで戻した。今週の利上げ見通しがその要因だ。上げ幅は0.25%の予想。21年4Qの消費者物価は前年比5.9%上昇し、予想の5.7%を上回った。さらに中銀は、インフレは1Qに加速するとの四半期調査結果を公表した。21年4Qの失業率は3.2%と、1986年の集計開始以来の低水準に改善した。また4月から最低時給はNZ$1.20ドル、6パーセント上がって、NZ$21.20ドルとなる。約30万人の労働者がこの確定に恩恵をうけ、特にコロナウィルスによる影響を受けた数多くの家庭を助ける。政府はこの給与増加により、一般家庭からの消費が増えることも期待している。
利上げの材料は出揃っている。今月末からの国境再開への期待も影響している。不安材料ではNZはこれまでゼロコロナ対策でコロナ感染者を抑えていたが、国境再開で豪のように感染者が増加すると対応しきれるかの問題がある。ただカナダで発生したワクチン接種義務やマスク着用義務への反対デモがNZでも起こり、規制はある程度緩和されていくだろう。また需給的には貿易赤字が半年以上続いていることもありNZドル買いの原動力は弱い。

テクニカル分析

*ドル円「雲まで下落も入らず」
日足、ボリバン3σ上限から下落、雲上限に迫った。2月17日-18日の下降ラインが上値抵抗。1月24日-2月18日の上昇ラインがサポート。5日線下向き。20日線を割る。
週足、2月7日週の長い上ヒゲが効いて先週も下げたが小幅に終わった。ボリバン2σ上限にも抵抗された。2月7日週-14日週の下降ラインが上値抵抗。1月31日週-2月14日週の上昇ラインがサポート。
月足、ボリバン2σ上限から下落も20か月線から反転。1月と2月のここまでのローソク足がほぼ同じ形。10月-12月の上昇ラインがサポート。雲の上。
年足、2021年は6年ぶり陽線。2022年はほぼ寄り引き同時。15年-20年の下降ラインを上抜く。20年-21年の上昇ラインがサポート。15年-21年の下降ラインを上抜く。

*ユーロドル「ボリバン2σ上限から反落、雲の下」
日足、ボリバン2σ上限から反落、中位まで下落。2月17日-18日の下降ラインが上値抵抗。2月14日-18日の上昇ラインがサポート。5日線、20日線下向く。
週足、ボリバン下限から中位越えも反落。2月7日週-14日週の下降ラインが上値抵抗。1月31日週-2月14日週の上昇ラインがサポート。
月足、2月はボリバン下限から上昇一時雲の上に出るも上ヒゲが長くなってきた。20年3月-22年1月の上昇ラインがサポート。21年1月-5月の下降ラインが上値抵抗。
年足、18年-19年の下降ラインを上抜く。20年‐21年の上昇ラインを下抜いている。17年-20年の上昇ラインがサポート。14年‐21年の下降ラインが上値抵抗。

*ユーロ円「ボリバン2σ上限から下落、ボリバン中位へ」
日足、ボリバン2σ上限から反落、ボリバン中位。2月14日-18日の上昇ラインがサポート。2月17日-18日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向く。
週足、2月7日週の長い上ヒゲが効いて先週も陰線で雲中へ下落。1月31日週-2月14日週の上昇ラインがサポート。2月7日週-14日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、1月の陰線から2月第1週は陽転。ただ上ヒゲが長くなったきた。ボリバン中位から反発。21年10月-11月の下降ラインを上抜く。21年12月-22年1月の上昇ラインがサポート。
年足、2年連続陽線。20年-21年の上昇ラインを下抜く。14年-21年の下降ラインが上値抵抗。12年-20年の上昇ラインがサポート。

情報提供元:FX湘南投資グループ
本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたしま す。また、本レポートに記載された意見や予測等は、今後予告なしに変更されることがございます。 なお、本レポートにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、FX湘南投資グループグならびに株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。