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FX/為替予想「ウクライナ・ロシア問題、ヘッドラインに振り回される展開に!」ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー

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非常に難易度の高い相場が続きます。
急激にリスクオフになったり、ロシア軍一部撤退報道で急遽リスクオンになったりと目まぐるしい状況です。
それほど緊張感がマーケットでは高まっているのでしょう。
マーケット戦略としては一方向に決めうちし、さらに低レバレッジで割り切ったトレードが有効ではないでしょうか。
昨日はロシア軍の部隊が一部撤収報道を受けてリスクオンでマーケットは好感されました。
ただ、この事実は明確には確認できておりません。
人員配置の変更なのか、配置の交代の可能性もあります。元々演習目的で配置されていた部隊かもしれません。
この報道で昨日はリスクオンで反応をし、株高+長期金利上昇となりました。
しかしながら、いずれにしてもインフレリスクはどちらに転んでも回避できない状況だと思われます。
例えば、昨晩発表された米・卸売物価指数(PPI)は、事前予想+9.1%を上回る+9.7%でした。(前年同月比)
また前月比ベースでは市場予想+0.5%に対し、+1.0%という、1カ月で物価が1%も上昇してしまうという異常なペースになりつつあります。
数カ月遅れで消費者物価指数(CPI)に転化されてくる数字となりますので、引き続きインフレ率は加速傾向にあると考えます。
ウクライナ・ロシア問題が引き続き混沌すれば、原油高は継続です。
インフレの波はまだまだ止まりそうにありません。
よって、利上げペースはさらに加速をすると思いますので、株式市場がそれでリスクオンで反応し続けるとは思いません。
北京五輪が終われば、中国不動産開発会社の不良債権問題も再び視野に入ってくるでしょう。この金利上昇を受けて、おそらくほとんどが利払いに対応できなくなる未来が想像できます。
その場合、大きなリスクオフ相場がやってくるように思えます。

目次

▼ドル/円はしばらく並行チャネル内か?
▼ユーロ/円 レンジ上限に近づく

ドル/円はしばらく並行チャネル内か?

USD/JPY 日足

ドル円/日足チャートです。
並行チャネルの中央で推移をしており、どちらにでも動けそうな形状です。
ドルは政策金利引き上げにより、他の通貨と比べると相対的にはやはり買われると思います。
ただし、ところどころやってくる、長期金利上昇からくる株安の値動きを受けて、幾度も円買い相場のターンはあると思います。
よって、大きなレンジ相場を前提にこのような並行チャネルでは下限で買って、上限で売る行為を繰り返して言う方がこの先はしばらくベストな気がしております。
大きな節目のラインでは逆張りトレードが優勢だと考え、現状エントリーはできませんが、114円台前半〜あたりは買い、直近高値や高値を更新したとしても上限ラインでは売りトレードを前提にドル/円はみております。
久しぶりにドル/円が新高値を更新したとしても、そこは並行チャネル上限ラインで逆張り。つまり売りを入れる前提でトレードを意識していく予定です。

ユーロ/円 レンジ上限に近づく

EUR/JPY 日足

続いてユーロ/円日足です。
ドル/円とは違い、右肩下がりの並行チャネルレンジ内で推移を9カ月ほど続けております。
同じウクライナ問題に揺れておりますが、欧州の場合、ロシアに化石燃料を依存しているため、各国強気に出過ぎることができません。なるべく妥協を望んで和解方向が望ましいと考えているでしょう。
逆にロシア側は燃料高のチャンスと捉えてウクライナへの実効支配を試みているのだと思います。ここへ米国の煽りを受けて一触即発の雰囲気は続いております。
明日は満月ということもあり、大潮です。
揉め事が起きやすい日柄ですので今晩あたりから再び要注意でしょう。
最近は金曜日クローズか月曜日あたりの天井や底をうちやすい傾向があるので、ポジション手仕舞いもこの程度のスパンを狙ってトレードするとやりやすいかもしれません。

RCI的には、RCI9と52は下方向に向いており、RCI26は上方向を向いております。
再び130円台に突入を始めますと、RCI26も下方向に向き始めるので、テクニカル的には下落がやや優勢かな?と考えます。
正直、ヘッドラインに振り回される相場展開なので、急展開も今後もよく起こるでしょう。こういった相場は、決めうちした方向に賭けたトレードでストップとリミットを設定して放置するぐらいの心持ちのほうがかえって結果が良くなると考えます。
各国首脳はインフレで経済悪化が目に見えてきているため、外交を材料に今後もリスクオフ的なやり取りは続きやすいのではないかと考えます。
よって個人的には再びリスクオフ相場中心にマーケットが展開される方向で睨んでおります。
ロシア軍が完全撤退→リスクオンとなっても、レジスタンス付近まで上がったところから単純に売りを意識し、ブレイクアウト順張りトレードは控える予定です。
ご参考まで。


【ひろぴー氏出演動画】


【インタビュー】

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「初心者から上級者まで相場観が一致したときが一番危険」(前編)

<もくじ>
・幼稚園児 投資に目覚める
・どこか引っかかる感じを大切に
・個人投資家におすすめ書籍と読む時期

 

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「低勝率型こそ1憶円への近道」(中編)
<もくじ>
・勝率は低いほうがいい
・その失敗が糧となる!?
・他の金融商品も考え方は一緒
・日銀緩和のときに活きた投資の勉強
・決済はむずかしい
・低レバレッジでリスクを抑える

 

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「はじめて話す 外為注文情報 活用法」(後編)
<もくじ>
・損切り注文の功罪
・シグナル、逆シグナル
・検証の果てに
・ローソク足は基本どおり見る
・外為注文情報の活用
・レポートの勧め


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ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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