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FX/為替予想「欧州PPI26.1%予想は異常な数値!?ECBの姿勢変化に注目か」ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー

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2/3の重要経済指標

https://www.gaitame.com/markets/calendar/index.html

明日はBOE、ECBの政策金利発表と重要イベントが続きます。
テーマは当然インフレでしょう。さらなる輸入資源高騰によるインフレ経済リスクについて、多く議論されると思われます。
また上記「経済指標カレンダー」では19:00に発表予定であります、欧州12月卸売物価指数PPIは個人的にも注目をしております。
市場予想は、前年同月比で26.1%となっており、「トルコやアルゼンチンですか?」と目を疑いたくなるような水準です。
企業間同士の物価上昇は前回発表ベースで23%以上値上がりをしているため、ほぼ確実に小売やCPIに反映がされてくるでしょう。(おそらくもう数カ月以内だと思われます。)

悪いインフレ経済、いわゆるスタグフレーションの顕著な例として、小売指標の悪化、CPIの上昇が挙げられます。ロシアとウクライナ問題が混沌となれば、天然ガスの価格は上昇しますし、ロシア依存がより高いドイツの物価はさらに上昇をしていきます。
つまり、年内には欧州エリアで米国を超える強烈なインフレリスクを残しているというわけです。
舵取りを誤れば大幅債券安、通貨安でしょうが、その前にECBが何ら対応をしないわけはないと思います。
その場合、通貨高政策への言及は増えてくると思います。(昨年第4四半期のFRBのように。)マーケットへの多少の地ならしを踏まえ、ユーロ高政策に向けて、何かしらに発信が増え始める頃、ユーロ高トレンドは起こると考えます。そのチャンスについて、少しずつ準備をしておかなければならないフェーズではないでしょうか。

目次

▼ユーロ/ドル 日足分析 トレンドラインブレイク2度目のトライか?
▼ユーロ/豪ドル 日足分析 ハト派路線のRBAを考慮

ユーロ/ドル 日足分析 トレンドラインブレイク2度目のトライか?

EUR/USD 日足

前述通りこの思惑通りといくならば、ユーロ買いポジションを作る必要が出てきます。
明日のECBの反応を待ってからのトレードとなりますが、今週はユーロ分析を主体におこなっていきたいと思います。

まずユーロ/ドル日足です。
下降トレンドラインを先日ブレイクしましたが、その値動きが騙しとなり下落しました。その後1.1185サポートを割り込み、さらに安値を更新した格好です。

しかしながら、それすら騙しになりかけており、1.1250-1.1300水準に位置しております。
この難しい値動きにより、買い方も売り方も一度、市場ポジションは精算されたと個人的には考えております。つまり、短期トレーダーの多くは、買い方も売り方も損切りで終えているという意味です。
仮に前述通りの思惑が当たるとなると、次のトレンド発生は新規参入者が多くなると考えます。
また今年のテーマはドル買いが大前提ですから、中長期のドル買いポジションは多く溜まっていると思います。
よって短期的に調整狙いのトレードで勝負するならありではないでしょうか。上昇トレードを視野に木曜日のECBを待つことにしたいと思います。
また欧州のPPI指標も上振れしていないか、要注目でしょう。

ユーロ/豪ドル 日足分析 ハト派路線のRBAを考慮

EUR/AUD 日足

続いて、ユーロ/豪ドルチャートです。
昨日のRBAでは、「QE終了、予想インフレ率は数四半期(6-9カ月?)程度、3.25%レベルの基調インフレ見通し、2023年には2.75%前後で推移すると予想」という見通しが発表されました。
現にオーストラリアの最新のCPIは3.5%と他国と比較して大人しめです。
現状、この水準で維持されれば、年内利上げの見通しはないと考えます。
そういった意味では、豪ドルは利上げ期待でのトレードは敬遠されると考えます。
つまり明日のECB次第では、ユーロ買いトレンドが発生すれば、大きく上昇し、三角保合いブレイクに期待が持てるでしょう。
欧州圏は輸入や仕入れ物価の抑え込みを狙う必要が近々出てくると思いますので、その期待を狙ったユーロクロスでのロングトレードも一つご紹介させていただきました。
ユーロ/円も少し意識しましたが、ロシアやウクライナ情勢を踏まえると、ロングはしづらい通貨ペアです。リスクオフではオセアニア通貨は売られやすいですから、それらを加味した上で、総合的判断によりユーロ/豪ドルのロングトレードをピックアップさせていただきました。
まだ木曜日のECB次第な投資戦略になりますが、2月のトレードはこのあたりにチャンス発生するかもしれないと思って本日はご紹介させていただいております、ご参考ください。


【ひろぴー氏出演動画】


【インタビュー】

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「初心者から上級者まで相場観が一致したときが一番危険」(前編)

<もくじ>
・幼稚園児 投資に目覚める
・どこか引っかかる感じを大切に
・個人投資家におすすめ書籍と読む時期

 

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「低勝率型こそ1憶円への近道」(中編)
<もくじ>
・勝率は低いほうがいい
・その失敗が糧となる!?
・他の金融商品も考え方は一緒
・日銀緩和のときに活きた投資の勉強
・決済はむずかしい
・低レバレッジでリスクを抑える

 

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「はじめて話す 外為注文情報 活用法」(後編)
<もくじ>
・損切り注文の功罪
・シグナル、逆シグナル
・検証の果てに
・ローソク足は基本どおり見る
・外為注文情報の活用
・レポートの勧め


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ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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