ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。
目次
今日のポンド トレードシナリオ
ここまでの相場
・北アイルランド議定書を巡り1月24日にシェフチョビッチEU副委員長とトラス英外相が面談をし、建設的な協議が出来たとのこと。今後も問題解決に向け協議を続けることになった。
・英国内では1月31日の新型コロナ新規感染者数が9万2368人と増加。
・2021年12月16日イングランド銀行(BOE)は市場予想に反して0.15%の利上げ。次回会合は2月3日。市場は利上げ予想。
・ウクライナ情勢への地政学リスク懸念。
・英11月失業率(ILO方式)は4.1%と前回(4.2%)よりも低下。
・英12月消費者物価指数(CPI)は前年比+5.4%とインフレは加速。
・マン英金融政策委員会(MPC)委員、追加利上げ支持を示唆。
・ジョンソン首相ロックダウン下での度重なるパーティー疑惑で支持率低下。
今日のメインシナリオ
米ドル高一服もポンドは…政治不透明感とウクライナ情勢が足を引っ張る
米国の金融引き締めへの警戒感からくるリスクオフのドル買いは一服。対米ドルでポンドは買い戻されやすい。3日にBOEのMPCを控えているが、市場では利上げはほぼ織り込まれていることからポンド主導の上昇余地は少ない。ジョンソン首相のロックダウン下での度重なるパーティー疑惑に対して提出された報告書にはこれまで報告されていなかったパーティーも含まれており、首相への辞任圧力は強くなっている。ウクライナ情勢への警戒感もありリスクオフの動きに繋がりやすい状況は続く。短期勝負と行きたいところだ。個別の想定シナリオ
■米金融引き締めへの警戒感は一服
⇒リスクオフのドル買いも一服
⇒ポンドドルは買い戻されやすい
⇒ポンド円も買われやすい
■ウクライナ情勢への警戒感は依然として強い
⇒警戒感が強まるとリスクオフの動きとなる
⇒欧米株価の下落
⇒ポンド円も下落
■既に今週のBOEでの利上げは織り込み済み
⇒ポンドの買い要因にはならない
⇒ポンドの上値は限定的
チャート分析
注目材料
米国の金融引き締め加速警戒による株価動向
ウクライナ情勢
パーティー疑惑による辞任圧力激化
「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」
外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円、ポンド/ドルともに雨脚が強い。シグナルは昨晩から本日午前中に多く点灯。ポンド/円のRSIは11時に買いサインが点灯。
【情報提供:外為どっとコム】
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ポンド ちょい足し情報
先日から取り沙汰されているジョンソン首相のパーティー疑惑について、英政府の内部調査書が公開された。警察の捜査も入っていることから大幅に削除されたもののようだが、それでもジョンソン首相を追い込むには十分な内容だった模様。野党のみならず、与党からも批判の嵐を浴びせられているものの、首相本人は辞任を改めて否定。
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