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FX/為替「地政学的リスクが重い、原油高メリットを打ち消し」ロシアルーブル 2月相場見通し

ロシアルーブル 相場見通し

目次

▼原油相場に連動しやすい
▼地政学的リスクで打ち消し

原油相場に連動しやすい

ロシア・ルーブル相場を巡っては、国際原油価格の動向に連動しやすい傾向がある。1月の国際原油価格は、世界的にオミクロン株による感染拡大の動きが広がっているものの、欧米など主要国を中心に「ウィズ・コロナ」戦略が維持されるなど、世界経済の回復が続いている。一方、ロシアを含むOPECプラスの閣僚級協議では2月も日量40万バレルという小幅な協調減産の縮小が維持されており、金融市場では需給ひっ迫が意識される形で国際原油価格は底入れの動きを強めてきた。

地政学的リスクで打ち消し

しかし、ウクライナ問題はロシアと欧米との関係悪化を招くなか、カザフスタンでの暴動にロシアが事実上介入したことを受けて、ロシアを巡る地政学リスクの高まりが意識されている。結果、原油高はルーブル相場の追い風となり得るにも拘らず、地政学リスクの懸念がその効果をすべて相殺するとともに、調整圧力が強まる事態となっている。ウクライナ問題はこう着状態の長期化も予想され、ルーブル相場を取り巻く状況は厳しい展開が続くと見込まれる。(株式会社第一生命経済研究所 調査研究本部 経済調査部 主席エコノミスト西濵 徹 氏)

【ロシアルーブル/円(RUB/JPY)日足】
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当社取扱通貨のうち、いわゆる新興国通貨に分類されるトルコリラ・南アフリカランドおよびメキシコペソ(MXN)はインターバンク(銀行間為替市場)における流動性が主要国通貨に比べ相対的に低く、経済指標発表のみならず金融政策変更やその他政治的要因、さらには地政学的リスク等の要因による突発的な相場急変動が起こりやすい環境下にございます。また、こうした急変動時には実勢インターバンクレートのスプレッド(BidとAskの差)も平常時に比べ大幅に拡大する傾向にあり、その場合には当社でもやむなく提示スプレッドを一時的に拡大することがございます。あわせて、相場状況により「ダイレクトカバーの対象となる注文」の基準Lot数(最低数量)を一時的に変更する場合がございますので、あらかじめご承知おきくださいますようお願いいたします。これら新興国通貨のお取引、およびこれらを対象とするキャンペーンへのご参加に際しては、以上につきあらかじめご留意のうえ、ポジション保有時、特に法人会員様の高レバレッジ取引における口座管理には十分ご注意くださいますようお願い申し上げます。以上の新興国通貨それぞれのリスク、および直近時点でのリスクレポートにつきましては、こちらのページをご参照願います。
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