トルコ中銀は先週20日の金融政策決定会合で5会合ぶりに政策金利を据え置いた。こうした中、ロイターは米大手金融機関の間で同国の金融政策の先行きについて見方が分かれていると報じている。ロイターによると、JP・モルガンは年内の政策金利据え置きを予想しているとの事。一方でゴールドマン・サックスは4-6月期の利上げを予想している模様。ゴールドマン・サックスは、利下げの悪影響がトルコ経済に波及する過程で、中銀が利上げスタンスに転じる可能性が高いと考えているようだ。
「高金利は悪」とするエルドアン大統領が実際に中銀の利上げを容認するとは考えにくく、ゴールドマン・サックスの主張には素直に頷けないところもある。ただ、たとえ利上げの目は薄くても、今後も利下げを継続するとの見方が市場にほとんどなくなった点は、トルコリラ相場安定の兆しと言えるだろう。2021年にリラを大幅に下落させた最大の要因は「高インフレ下での継続的な利下げ」であった。当面のリラ相場は、昨年後半のような急落に見舞われるリスクは低下したと見てよさそうだ。とはいえ、本格的に反発するためには「インフレ抑制に向けた利上げ」という正統的な金融政策スタンスへの転換が欠かせない事は言うまでもないだろう。
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