豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。
目次
今日の豪ドル トレードシナリオ
ここまでの相場
・消費者物価指数は前年比+2.1%（トリム平均）と約6年ぶりにRBAの目標レンジ内に。
・RBAは賃金の伸びが3%を超えるのを目安にしている。（現状2.2%）
・「オミクロン株」への警戒感は残る。1月6日の新規感染者数は約72,360人と同国の過去最多を4日連続で更新。
・12月16日の豪雇用統計は36.61万人増と歴史的な増加幅。
・北京オリンピックの外交的ボイコット、ウイグル強制労働防止法案など米中関係の悪化懸念。
・OPECプラス会合では協調減産幅縮小の継続を決定も、リビアでは増産が追い付かず、カザフスタンではデモが暴徒化して供給懸念。
・米金融政策の正常化が想定より速いペースで進むとの見方から米ドルが買われやすい。
今日のメインシナリオ
米金融正常化ペース加速でリスク資産売り。豪ドル円も売られやすい。
米FOMC議事要旨にて、米国の金融正常化ペースが従来の予想よりも速くなることが示唆され、株売り、米ドル買いが強まっている。本日の東京時間も①米金融正常化に向けた株売り、②昨年末から豪での新型コロナ感染再拡大による経済回復ペース減速懸念、と豪ドル売り材料はある。ただ、日経平均は昨日売られ過ぎた感もあったことから反発の可能性もある。そしてNY時間には米雇用統計が控えているため、次第に様子見ムードも強くなりそうだ。個別の想定シナリオ
■米金融正常化ペース加速示唆もリスクオフは一服
⇒株価下落は続かない
⇒豪ドル円も底堅い
⇒今夜の米雇用統計を前に次第に様子見ムードが強まる
⇒次第に値動きも限定的
■豪国内で昨年末からの新型コロナ感染者数急増で経済停滞懸念
⇒中銀の回復予想ペースに全く届かない可能性
⇒米国との対比で豪ドル米ドルは売られやすい
⇒豪ドル円も連れて下落
チャート分析
注目材料
株価動向
米12月雇用統計
「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」
外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では短期的には豪ドル円、豪ドル米ドルともに晴れマーク。ただしほとんどのサインは昨晩点灯したものだ。
【情報提供：外為どっとコム】
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- ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
- ※また、高機能チャート（パソコン版）/（スマホ版）では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です（「外為注文情報」）。
- ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
豪ドル ちょい足し情報
豪の最新の新型コロナ新規感染者数は1日辺り人口の約0.28％だが、感染者数が増えることで周りへの影響も次第に大きくなる。特にニューサウスウェールズ州、ビクトリア州と豪経済を支える2大都市（シドニー、メルボルン）を含む2州での感染拡大が、豪経済の成長率減速懸念につながっている。
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