シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ドル/円
円ネットショート3週間ぶりに増加
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットショート2週連続増加
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート3週間ぶりに増加】
11月23日時点で円のポジションは、ドルに対して9.7万枚の売り越し（ネットショート）。
ロングが取り崩されたことで、ネットショートは前週から0.4万枚増加。
期間中のドル/円相場は、パウエルFRB議長の再任が決まり早期利上げ期待が高まる中、115円台へと上昇し年初来高値を更新した。
感謝祭の祝日を前に投機筋は円買いポジションの手仕舞いを迫られたようだ。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットショート2週連続増加】
11月23日時点でユーロのポジションは、ドルに対して1.6万枚の売り越し（ネットショート）。
ショートの積み増し度合いが大きかったことから、ネットショートは前週から1.3万枚増加。
期間中のユーロ/ドル相場は、オーストリアで新型コロナウイルスの感染が再拡大しロックダウン（都市封鎖）が再導入されたことなどから1.120ドル台へと下落した。
新型コロナウイルス感染再拡大の懸念から投機筋は一段のユーロ安進行を見込んでいるようだ。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットショート増加】
11月23日時点でポンドのポジションは、ドルに対して3.5万枚の売り越し（ネットショート）。
ショートが小幅に積み増された結果、ネットショートは前週より0.3万枚増加した。
期間中のポンド/ドル相場は、英CPIが高い伸びだったことから1.35ドル台へ強含む場面もあったものの1.33ドル台へと押し戻される展開となった。
そうした中、投機筋のポンド弱気スタンスが徐々に強まっているようだ。
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ＩＭＭポジション
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