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FX「ドル/円、下値固めへ」 外為トゥデイ 2021年11月30日号

外為トゥデイ

目次

▼29日(月)の為替相場
(1):オミクロン株 リスク回避の円買い
(2):ECB理事「利上げは時期尚早」
(3):米大統領 ロックダウンは想定せず

▼29日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:市場が落ち着けば下値を固める展開へ

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

29日(月)の為替相場

f:id:gaitamesk:20211130091319p:plain期間:29日(月)午前7時00分~30日(火)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):オミクロン株 リスク回避の円買い

南アフリカで発見された新たな新型コロナ変異株「オミクロン株」を巡る懸念から、日本株が引けにかけて下げ幅を拡大。ドル/円が一時113.00円を割り込むなどリスク回避の動きが強まり、円が全面高となった。なお、岸田首相はこの日、オミクロン株が欧州などで急拡大する状況を踏まえ、30日から全世界を対象に外国人の入国を禁止すると発表した。

(2):ECB理事「利上げは時期尚早」

独11月消費者物価指数(CPI)・速報値は前年比+5.2%に加速。上昇率は市場予想(+5.0%)を上回り、1992年6月以来の大きさとなった。なお、欧州中銀(ECB)のシュナーベル理事はこれより前に、「インフレが11月にピークに達したと確信しており、来年は上昇が徐々に鈍化する可能性が高いため利上げは時期尚早だ」との見解を示していた。

(3):米大統領 ロックダウンは想定せず

NYダウ平均が400ドル近く上昇して始まるなど、米国株が前週末の下げから反発。NY原油も一時72ドル台へと上昇した。新型コロナオミクロン株への過度な懸念が後退する中、ドル/円やクロス円も反発した。その後、バイデン米大統領はオミクロン株について「懸念すべきものだが、パニックを起こすべきものではない」とした上で「この冬に経済閉鎖やロックダウン(都市封鎖)の措置を講じる事は想定していない」と述べた。

29日(月)の株・債券・商品市場

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外為注文情報

<外為注文情報はこちら>

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【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

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ドル/円の見通し:市場が落ち着けば下値を固める展開へ

昨日のドル/円は終値ベースで約0.2%上昇。新型コロナウイルス・オミクロン株を巡り悲観と楽観が交錯する中、アジア市場で112.99円付近まで下落したのち、NY市場では113.95円前後まで切り返すなど荒い値動きとなった。それでも、市場は落ち着きを取り戻しつつある。欧米株は前週末の急落から反発し、原油先物も上昇した。なお、バイデン米大統領はオミクロン株について「懸念すべきものだが、パニックを起こすべきものではない」としてロックダウン(都市封鎖)を再導入する考えはないと明言した。依然として、オミクロン株を巡るニュース・ヘッドラインに振り回されやすい地合いが続くと見るが、このまま市場が落ち着きを取り戻せばドル/円も徐々に下値を固める展開となろう。

本日は、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が上院銀行委員会で行う議会証言に注目したい。事前に公表された証言原稿によれば「オミクロン株は、物価の安定と雇用の最大化というFRBの2大責務にリスクとなる」との認識が示されている。

注目の経済指標

注目の経済指標

注目のイベント

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