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「ドル/円115円突破目前!!どこまで続く、ドル買い相場!」ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー

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ユーロ/ドルの下落を皮切りに、世界全体がドル買い相場に移行しています。
きっかけは月曜日、ラガルドECB総裁の発言からになります。

「インフレ抑制のために現時点で金融引き締めを行えば、ユーロ圏経済回復が遅れる」との発言がユーロ安の要因でした。
参考元:https://jp.reuters.com/article/ecb-policy-lagarde-idJPKBN2I01GF

欧州圏でもCPIが前年同月比で4.1%とかなり高い数値を出しており、どこか期待の利上げを狙ったユーロ買いポジションが多く溜まっていたようです。しかしながら、インフレ抑制目的のために利上げはしないとラガルドECB総裁が発言されたことから、ユーロが続落。
再び資本がドルに向かった次第です。

これを受けて、世界全体がドルに資金がシフトし、大半のドルストレートの通貨ペアでドル高傾向にあります。

当然、ドル/円も上昇中、数年ぶりの115円まで、残りわずかとなりました。
ドルストレートの通貨ペアの中でドル/円の影響力も世界的には大きいです。
115円突破しますと、さらにドル買いの圧力が強まりますので、引き続きドルストレートベースでのドル高相場が続きそうです。
今週はメインどころのドル/円とユーロ/ドルをみていきましょう。

目次

▼ドル/円日足チャート
▼4時間足分析、浅い押し目で入るしかないか?
▼ユーロ/ドルターゲットは1.10か!?
▼ユーロ/ドル4時間足

ドル/円日足チャート

USD/JPY 日足

前回高値であった114.70付近を突破しました。また驚くことに、今回はNYクローズの終値ベースでもしっかりと抜けてきている状況です。
ですので、長年待ちましたが、もしかしたら次のステージに移行しようとしているのではないでしょうか。

次の押し目買いのチャンスは日足のトレンドライン、または114.00円をバックにした買いトレードでしょう。
ドルの金利先物市場は来年2回程度の利上げを織り込みにいっており、米国CPI高止まりも来月さらに更新している可能性もあり、やはりどうしてもインフレ抑制に乗り出さざるを得ない状況にFRBは追い込まれている感じがします。

世界各国でCPIが上昇している中、先進国で最も高い上昇率を実現している国は米国です。
通貨選択として、紛れもない事実として、どうしてもドルを選択せざるを得ない環境にあるのではないでしょうか。
よって、ドル/円はやはり引き続き段階的に高値を押し上げていくイメージを持っております。

4時間足分析、浅い押し目で入るしかないか?

USD/JPY 4時間足

ドル/円4時間足に時間軸を落とします。
直近サポートは114.70円、114.50円付近でしょうか。
114.70円はまだ少し近すぎるので、114.50円をバックに115円越えを期待した買いエントリーはありかもしれません。
FRB理事などからのドル高牽制発言は簡単に入れば、ちょうどよい押し目を作ってくれそうですが・・・(笑)
今回はドルの潮流が非常に大きなものとなっておりますので、そう簡単には止まらないと考えます。紛れもなく、米国CPI6.2%という31年ぶりの脅威の数字であり、資源価格も高止まりしていることから、さらに米国の物価は高止まりする可能性が高いと考えます。来月の発表も6%以上の発表で推移となれば、利上げ前倒し論もさらに活発化してくると考えます。

ユーロ/ドルターゲットは1.10か!?

EUR/USD 週足

変わって、ユーロ/ドル週足分析に移ります。
1.15割れてから非常に早いペースで下落が始まりました。しっかりと売れているプレイヤーは少ないと感じます。

昨年のコロナショックから始まった大きな上昇トレンドに対して、週足レベルで50%押しが1.15付近でした。大型オプションも多くあったと思いますが、ここを割り込んでからは早かったです。1.14もサポートされることなく、現在の1.1320まで下押しをしました。
正直戻りらしい戻りはほとんどなく、デイトレーダーの売り場は皆無だったと思われます。
よって、最初の戻りは売れると考えます。売り圧が大きなものとなりますので、このような位置からですが、浅い戻りからのエントリーで再度下値を展開するイメージを個人的には持っています。ただし、売り遅れ組も多いでしょうから、戻りの勝負は1-2回のみだと思いますので、集中してショートエントリーをしていきたいと考えます。

ユーロ/ドル4時間足

EUR/USD 4時間足

それでは浅い戻りでエントリーを狙うといたし、4時間足で目安をみてきましょう。
個人的には1.1435から是非売りたかったのですがその願い叶わずさらに下落をしていってしまいました。
直近のレジスタンスラインですと、1.1355付近の水平線、および下降トレンドラインが意識されると思います。
仮に明日の昼ごろ、1.13を下にトライした後反発し、1.1350近辺にまで上昇していた場合、下降トレンドラインと水平線のちょうど重なるあたりに位置するようになりますので、ここで1回チャンスがありそうです。
この値動きに意識し、戻り売り指値を準備しようと考えております。
イメージ的には1.13前後まで下押しし、さすがに底堅く反発をして、一度戻りを試す展開が直近24時間以内に起こる値動きを個人的なシナリオとして描いております。

全体的なドル高基調の相場はまだ始まったばかりだと考えます。ひろぴーは、ドル/円、ユーロ/ドル、共に浅い押し目、戻りでドル買いエントリーしていく方針で個人的な週後半戦略を持っております。ご参考まで。


【ひろぴー氏出演動画】


【インタビュー】

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「初心者から上級者まで相場観が一致したときが一番危険」(前編)

<もくじ>
・幼稚園児 投資に目覚める
・どこか引っかかる感じを大切に
・個人投資家におすすめ書籍と読む時期

 

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「低勝率型こそ1憶円への近道」(中編)
<もくじ>
・勝率は低いほうがいい
・その失敗が糧となる!?
・他の金融商品も考え方は一緒
・日銀緩和のときに活きた投資の勉強
・決済はむずかしい
・低レバレッジでリスクを抑える

 

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「はじめて話す 外為注文情報 活用法」(後編)
<もくじ>
・損切り注文の功罪
・シグナル、逆シグナル
・検証の果てに
・ローソク足は基本どおり見る
・外為注文情報の活用
・レポートの勧め


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ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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