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ポンド/円 買い方の傷は癒えることなく・・・

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今週の注目通貨ペアはこれだ!

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■  ポンド/円 買い方の傷は癒えることなく・・・ 
先週は、 月曜日に高値を付け、金曜日に安値を付ける展開でした。週初からやや軟調な動きを見せましたが、水曜日の陽線で立ち直り、何とか値を保つのかと思いきや、木曜日の陰線で買い方は完全に崩壊、週末にかけても軟調な動きが続き、上昇トレンドは完全に終焉を迎えてしまいました。10月の上昇も華々しかったですが、下落もそれと同じくらい儚さを感じさせますね。
移動平均線は、中期・長期が上昇する一方で短期が大きく下落しました。実体線の動きがこのアリサマですので短期の移動平均線が急落するのは無理もなく、短期・中期の移動平均線が鋭くデッドクロスを形成しています。MACDもデッドクロスから下側への動きを続けており、ゼロライン割れも視野に入ってきている様子がチャートからも窺えます。
今週は、売り先行で臨みたいところです。対円の通貨ペアの中で実体線と長期の移動平均線の乖離が最も小さいのがポンド円ということもあり、「山高ければ谷深し」という状況に陥ってしまう可能性を示唆するチャート形成になっています。先週木曜日の大陰線はそれぐらいの威力を伴ったものと評価することは可能で、しばらくは買い方の戻り売り圧力を強力に受けることになるでしょう。戻らないとなれば、当然に下を叩いてくる展開が予想されます。


その他 通貨ペア分析


■ ドル/円 安易な買いは禁物か・・・ 
先週は、 月曜日に高値を付け、金曜日に安値を付ける展開でした。月曜日に上値追いの動きを見せ、上かと思えばそうでもなく火曜日は下かと思えばそうでもなく、週央は落ち着いた動きを見せていましたが、週末にかけて再度下押し、結局週間の安値を金曜日に付ける展開となりました。終値ベースでも10月13日以来の安値水準ということで、もみ合いをやや下に放れるような動きとなっています。
今週は、チャートを見る限り、買いから入るのは苦しく、どちらかと言うと打診売りというイメージでしょうか。ただ、10月中旬の勢いある上伸過程のトレンドに差し掛かってきていますので、買い戻しがかなり入りやすいレベルだという前提を考えると、下落するにしても大きな下落を望むのは難しいような気がします。じり安を取りに行くのか様子見に徹するのか、判断の難しいところと言えそうですね。

■ ユーロ/円 上値の重い展開へ・・・ 
先週は、 木曜日に高値を付け、金曜日に安値を付ける展開でした。ユーロ円は、先々週の初め辺りから陽線と陰線が交互に出現し、前日の値幅を上回る形で上値を切り上げ・下値を切り下げる「拡散型のチャート形成」が続いていました。こういう局面では、見た目以上に不安定なことが多く、その後上下どちらかに動くことが多いのですが、今回は先週木曜日以降、円高方向へ向かいました。
今週は、チャートの形状を見る限り、買いから入るのは無理があると考えるのが妥当だと思います。ただ、売りから入るのもなかなか難しく、先週木曜日・金曜日のように下ヒゲの長さがある程度伴いつつ陰線が連なるという足形の形成を覚悟する必要があるような気がします。上も下も堅そうに見えて堅くないいかも? といった、少し不安定な値動きが続くような気がします。

■ オージー/円 粘ってはいるものの・・・ 
先週は、 月曜日に高値を付け、金曜日に安値を付ける展開でした。週初はまだ上値を追える形だったと思いましたが、火曜日の陰線で買い方の夢は儚くも消え去り、週末にかけてもジリジリと下値を追う展開となりました。他の対円の通貨ペアと比較するとまだ値を保っている方ではありますが、ここまで取引価格帯そのものを下げてしまうと、買い方にとって上値の重さが目立つ展開になるのは無理のないところですね。
今週は、少し様子を見てみたい感じがします。売りで攻めるとすれば対円の別の通貨ペアを候補にすべきでしょうし、買うにはまだまだ遠いというチャートだと思います。大きく戻す可能性が低い中、大きく下落する可能性も高いようには思えず、少しモチャモチャ動きを見せ始めるのではないでしょうか。ボリンジャーバンドの幅も一気に狭まり、ボラティリティは低下方向へ向かうことが予想されます。

■ ユーロ/ドル ごく緩やかに下へ動くか? 
先週は、 水曜日に高値を付け、金曜日に安値を付ける展開でした。先々週の金曜日に出現した陰線の勢いがあまりにも大きく、戻りには限界があると考えられましたが、その割には先週の水曜日の戻り局面はよく戻した方ではないかと思います。そのためもあったのでしょうか、週末にかけて下を試しましたが、何とか終値ベースで10月12日の安値を割り込むことなく値を保っての越週となっています。
今週は、何とも難しいところではありますが、攻めるとすれば売りから入るべきだと思います。MACDはゼロラインの下側でデッドクロスを形成していますし、何より実体線の居場所がこれまでの取引価格帯の下限に近いところに位置しているという点を考えると、積極的に買いから入る理由を全く感じさせないのです。やはり、10月28日の陽線を翌日の陰線で完全に打ち消された点は、買い方にとって大きな痛手となるような気がします。

今週のチャートリーディング ~相場の強さ~

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※例:「 ドル < 円 」ドル安、円高。 「<」が多いほどトレンドが強い。
情報提供元:(株)チャートリーディング
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