「チャイナ・リスクに豪ドルヘッジ? 中国恒大デフォルトリスクで豪ドル売り相場再開か?」ひろぴーの実践!FXトレードストラテジー

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リスクオンでしばらく考えていた相場でしたが、やはり少しおかしな値動きが散見されます
米株や日経の直近高値付近での上昇下落が激しく、少々不安定な値動きを意識せざるを得ません。
その理由として、中国の不動産大手、中国恒大(エバーグランデ)が債務不履行になるということに現実味が増してきているからでしょう。

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こちらは香港に上場している、エバーグランデ株価です。
昨年の高値は28ドルだったものが、現在は3ドルを割り込んできました。日足なのですが、ここ数カ月間、日に日に売り込まれている様子がわかります。
また7月以降の出来高にもご注目ください。
出来高も相当数となっており、実に多くの売買が行われてきたことがわかります。年初来安値を更新しているのにもかかわらず、出来高が多いということを考えますと、株式の資産売却が続いている証拠だと思われます。今のところ価格が反転するような様子は、伺えません。
債務は33兆円と推定されており、その75%が免除される可能性について、アナリストからの予想も出てきておりますが、中国政府が75%減免と言えど、そのしわ寄せは他に向います。
中国恒大が投資先から資金引き上げを行い投資家に支払いを済ませることになりますが、やはりこの資金引き上げが引き金となり、他の投資会社資金も引き上げをせざるを得なくなります。
こうして、投資家の含み益は、みるみるうちに減少しますから、やはり連鎖反応でまた投資家が資金を引き上げるという悪循環となるでしょう。
中国国内では、当然デモが始まっており、中国人投資家は中国恒大オフィスに押し寄せてきているようです。

目次

▼豪ドル・プット買い相場か?
▼日足レベルで調整終了、再び下落トレンド転換か
▼円買いリスクオフ狙いもあり

豪ドル・プット買い相場か?

チャイナリスクといえば、やはり豪ドル売りでしょう。単なる売りだけではなく、併せて緊急事態に備えたリスクヘッジも兼ね備えた売りもあると思います。
例えば、こういった状況になれば、大量の株式や社債を売却することは難しいですから(ヘッジファンドクラスの話です。)、プットオプションの買いや為替の売りトレードでまずはヘッジされます。
最も狙われやすく、比較的流動性が高いものと言えば、AUD/USDです。遠く離れた下サ イドのプット・オプションもあえて多く買われ始めていくと考えます。リスクオフや中国経済腰折れリスクに最も相性が良いのは豪ドル売りですから、しばらくはこの通貨ペア(AUD/USD)の出番は多そうです。

日足レベルで調整終了、再び下落トレンド転換か?

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前置きが長くなりましたが、豪ドル/米ドル(AUD/USD)日足です。
8月20日からの切り返し上昇相場には手を焼きましたが、再び下落トレンドに転換が始まったように考えます。
0.7477付近まで上昇をしましたが、現在0.7316という水準です。
先月の安値である0.7106を最終的には試しにいくシナリオでトレードをしていきたいと思います。
僕は既に売りポジションは持っているのですが、さらにポジションの積み増しも考えております。そして、こういった局面では構わず成行売りで参入が必要になります。
今回の債務不履行問題が大きくなれば、為替市場全体で、一度ドルポジションが戻されると思います。
また中国不動産投資系の社債も一度、ドルに戻されるため、ドルの現物キャシュ枯渇問題も考えられるでしょう。
コロナショック後の値動きが良い例です。
新興国通貨をはじめ、ドルストレートで軒並みドルが上昇し、全てが下がりましたが、これは新興国の人々が現物のドル紙幣を求めて殺到した背景があるからです。
この局面では、金融市場全体が大きくポジション調整が起こりますから、その現象も併せてイメージしたトレードになります。

円買いリスクオフ狙いもあり

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豪ドル売りでセットにした通貨ペアは、やはり豪ドル/円になります。こちらは4時間足です。ドル/円レートが最近はほとんど動かないため、豪ドル/米ドル(AUD/USD)と似たような値動きをしております。
こちらも構わず、成行売りで入っていっても良さそうに思えます。
戻りを待つならレジスタンスラインの80.67からでしょう。
ただし、資金引き上げは始まっておりますので、断続的に売りが入っていくようにも思えます。
強い下落トレンドに入りますと、RCI26と52はここからボトム圏でベッタリと張り付きを始めます。
そして、ところどころRCI9が回復するタイミングでまた戻り売りを仕掛けると、良いでしょう。戻りが浅いものですから、テンポ良く仕掛けるタイミングになります。
もう一つ、布石があります。
8月下旬から9月1週目までにかけて、金融市場は大きなリスクオンでした。
豪ドルに関しては、直近の高値を上回る、全戻しもやってのけたため、このカウンターパンチが成立するならば、それ相応の下落にも期待できるでしょう。中国恒大の株価動向次第でもありますが、チャイナヘッジとして、豪ドル売りがまたさらに目立ってくるように思えます。直近安値付近(78円付近)まで下落相場は追い込みにいくイメージで今週後半はトレードしていく予定です。
今週はちょっとアクティブで強気なコラムになりましたが、あくまでもご参考程度にしてください(笑)


【ひろぴー氏出演動画】


【インタビュー】

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「初心者から上級者まで相場観が一致したときが一番危険」(前編)

<もくじ>
・幼稚園児 投資に目覚める
・どこか引っかかる感じを大切に
・個人投資家におすすめ書籍と読む時期

 

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「低勝率型こそ1憶円への近道」(中編)
<もくじ>
・勝率は低いほうがいい
・その失敗が糧となる!?
・他の金融商品も考え方は一緒
・日銀緩和のときに活きた投資の勉強
・決済はむずかしい
・低レバレッジでリスクを抑える

 

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「はじめて話す 外為注文情報 活用法」(後編)
<もくじ>
・損切り注文の功罪
・シグナル、逆シグナル
・検証の果てに
・ローソク足は基本どおり見る
・外為注文情報の活用
・レポートの勧め


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ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。Twitterのフォロワーは2万人程。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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