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パウエル議長ハト派発言通りの展開。日本の政権交代後は株価が重要

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総括

パウエル議長ハト派発言通りの展開。日本の政権交代後は株価が重要

ドル円=107-112、ユーロ円=127-132 、ユーロドル=1.16-1.21

通貨ごとの注目ポイント

*円「通貨11位(11位)、株価12位(14位)、株価の落ち着きが日本経済の落ち着きだ、それが出来なれば即政権交代が歴史」
 菅首相が自民党総裁選不出馬を表明した。政局となっている。首相の支持率低下はコロナ対策の不満がクローズアップされているが、日経平均が3月から5か月連続で陰線ということも影響した。日銀のETF買いの縮小が直接の要因だが、首相がそれに反論せず、景気対策も打ち出せなかったことが大きいと思う。株価が上がれば長期政権となる。小泉政権であり、安倍政権であった。次期総裁が誰になるかも議論されているが、株価が上がるような政策を取れなければ短命となり即交代となるので、誰がなってもいい気もする。やはり経済が重要だ。
 パウエルFRB議長のハト派発言でリスク選好の流れともなり日経平均も8月下旬から上昇している。外部要因だけでなく国内要因でも株価、いや経済を立て直して欲しいものだ。今週は4-6月期のGDPの改訂値が発表される。速報値から上方修正されるようだ。7月毎月勤労統計調査や7月全世帯家計調査・消費支出などはいい数字が出るようだ。一方8月景気ウオッチャー調査や7月景気先行指数は悪化する予想だ。全体的にはやや改善なのでリスク選好の株高となる。ドル円では米国の景気も弱い部分が出始めている。いち早く景気回復して、現在減速している中国に続いて米国景気減速となればリスク選好の株高でも円安に繋がらないかもしれない。為替需給を決める8月上中旬貿易統計も注目したい。ドル高円安をある程度支えてきたワクチン為替は今後どうなるか。2日目接種が終われば輸入為替も減少しよう。

*米ドル「通貨5位(4位、株価(NYダウ)4位(5)位、パウエル議長のハト派発言通りに。マンチンパワーが大統領の頭痛の種」
 経済危機からの回復と違って、病的な危機からの回復はバンピー(でこぼこ)だ。さてパウエル議長のジャクソンホールでのハト派発言以降、米金利は低下している。ドルも下落、株価はダウは小幅下落、ナスダックは上昇している。資源価格はやや持ち直している。世界的にはややリスク選好の流れだ。パウエル議長の発言に合わせてか、米国の経済指標は雇用を中心に弱いものも出ている。ただ賃金は上昇し始めているので先週末の長期金利は小幅上昇した。一方、ECBはFRBに遅れたがテーパリング議論を開始し始める観測もあり、ユーロ高ドル安も進んだ。
 アフガン撤退でバイデン大統領の支持率が低下している。また大統領にとっての難題は経済対策が実施できるかどうかだ。民主党穏健派のマンチン上院議員は、バイデン大統領の主要経済課題の大半を盛り込んだ3兆5000億ドル規模の支出・税制計画について、「一時休止ボタン」を押すべきだと呼び掛けた。勢力が均衡している上院で向こう数週間以内の法案通過を目指す党指導部の取り組みを難しくする動きだ。共和党は反対で団結しているため、マンチン議員が法案通過の鍵を握っている。上院可決に必要な51票を確保するには、民主党会派全員の賛成票に加え、上院議長を兼任するハリス副大統領の票も必要になる。マンチンパワーが炸裂し経済対策が執行されなければさらなる大統領への打撃となる。トランプ氏が勢いづく。
 今週はベージュブックが公表される。最近の感染者急拡大についての各地区連銀の記述を見たい。為替相場については安定しているので今回は言及されないが、通常、ドル高すぎるとベージュブックにて為替への不満が取り上げられる。ドル安過ぎるとインフレ懸念が取り上げられるので、ベージュブックは先行指標だ。また今週はバイデン米大統領が、米経済の回復は永続的かつ力強いとし、新型コロナ変異ウイルス「デルタ株」による浮き沈みを乗り越えられるとした上で、デルタ株への対策を発表するとされている。

*ユーロ「通貨8位(9)位、株価6位(6位)DAX)、ECB理事会で債券購入縮小を討議か」
 今週はECB理事会が焦点だ。最近のECB幹部発言はテーパリング方向のものが多い。ECB会合でテーパリングを決定する必要があるとしている。またインフレは21年加速、22年低下すると見ている。ECBは、新型コロナウイルス危機対応の「パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)」(総額1兆8500億ユーロ)について、債券購入のペースダウンを4Qに開始する見込みで、来年の終了前に全額を使い切ることはなさそうだ。経済見通しの改善を背景に政策担当者は、債券購入額を9月の月800億ユーロから来年3月には500億ユーロ前後まで減らすことができる見通しだ。PEPPの予定通りの来年3月終了を決定するタイミングは、年末になると予想される。
 欧州の長期金利も、この見通しに従って、上昇しこれもユーロの下支え要因となっている。ほぼ同時に、パウエルFRB議長がハト派発言を行ったこともある。
このところの経済指標(総合PMI、小売売上など)は強いとは言えないが、8月ユーロ圏CPIが3.0%と10年ぶりの大幅な伸びとなったことで、ECBも判断が変わってきたようだ。もちろん、ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁のように物価上昇は一時的と主張するものいるが多数はテーパリングに前向きとなってきた。
 今週は、他にZEW景況感調査の発表に注目したい。

*ポンド「通貨3位(2位)、株価11位(10)位、資源国通貨と似通った動き。リスク選好に強い」
 今年は年初来、常にポンドは12通貨中で上位にいる。FT株価指数は16市場中、11位だが10.49%高と悪くはない。今年はコロナ禍からの回復で世界的なリスク選好で資源価格も上昇し、資源大手の本社のある英国経済にも好影響を与えている。8月後半からはパウエルFRB議長のハト派発言をきっかけとしたリスク選好の流れにも乗った。今年強調推移する南アランドやカナダドルのチャートにも似通っている。資源国通貨と同じような動きとなっている。
 国内事情は良くない。8月のサービス部門PMI改定値が速報値から下方修正された。また英政府は個人の負担する社会保障費に上限を設け、国民保健サービス(NHS)向け財源を増やすため、約2500万人を対象にした増税を発表する見通しだ。
 一方、金融政策においては、金融政策委員の大勢は、足元の物価上昇率の拡大は一時的との見方をとっている。またインフレ加速を警告し、最後に参加した6月の金融政策委で量的緩和の早期打ち切りを主張したハルデーン委員が退任するので金融引き締めは急がないだろう。
 今週は、鉱工業生産と貿易収支に注目したい。

*豪ドル「通貨10位(10位)、株価7位(8位)テーパリングは堅持か延長か。需給はしっかり」
 豪ドルはパウエルFRB議長のハト派発言をきっかけとした世界的リスク選好の流れでボリバン3σ下限から2σ上限へ到達した。そこで今週はRBA理事会となる。7日の理事会でテーパリングを延期するかどうか、見方が分かれている。RBAは8月、債券買い入れを9月に週50億豪ドルから40億豪ドルに減額する計画を堅持すると発表した。
その後、国内でデルタ株が流行し、都市封鎖が拡大。3QのGDPはマイナス成長になると予想されている。デルタ株の世界的流行と中国経済の減速で来年の見通しが悪化している。テーパリングは少なくとも11月の理事会まで延期し、ワクチン接種の状況などを見極めるべきだと指摘されている。一方RBAは先月、新型コロナの危機対応について、金融政策よりも財政政策で対処する方が適切だと主張。債券買い入れ額を週50億豪ドルから40億豪ドルに減額しても、経済にはわずかな影響しか出ないとの見解を示していた。政策金利の予想は0.1%で据え置かれるとの予想が多い。RBAは利上げが2024年以降になる可能性が高いとの見通しを示している。
 さて中国との貿易摩擦はあるが対中貿易は好調だ。これが豪ドルの需給面の支えとなっている。7月の貿易収支は、黒字が拡大して過去最高を記録した。鉄鉱石、石炭、LNGの輸出がいずれも大幅に増加した。
貿易黒字は121億豪ドル。中国向け輸出は194億豪ドルで、新型コロナウイルス感染拡大により世界貿易が抑制されていた前年同月から72%増加し、こちらも過去最高を記録した。

*NZドル「通貨7位(7位)、株価14位(15位)、ボリバン2σ上限に到達。コロナ感染が抑えられるか」
 豪ドル同様にNZドルもパウエルFRB議長のハト派発言をきっかけとした世界的リスク選好の流れでボリバン3σ下限から2σ上限へ到達した。NZ株価指数も漸く年初来プラス圏へ浮上した。ボリバン上限に達したことで利食いの売りも出ることが予想される。コロナ感染拡大で厳格な規制が敷かれている。経済活動が停滞することによって、3Qは前期比マイナス成長との見方が出ているのも豪と同じだ。
8月の企業信頼感は前月から悪化した。ロックダウンが全土で実施される前から、自社の活動や投資の意向などを示す指標の多くが悪化したことが示された。向こう1年間に経済が悪化すると予想した回答者の割合は差し引き14.2%。7月は3.8%だった。向こう1年間に自社の事業が拡大すると見込んでいる回答者の割合は差し引き19.2%で、7月の26.3%から低下した。
 厳格なコロナ感染対策は世界でも信頼がおけるが経済活動に犠牲が出る。今後も感染者増加動向にNZドルも左右されよう。9月3日発表の新規感染者は28人と、過去数日と比べて大幅に減少した。当局者は、デルタ株の感染連鎖を断ち切ることができているとの見方を示した。2日の新規感染者は49人、1日は75人だった。最大都市オークランドで最も厳格なロックダウンが続いている。他の地域では規制が緩和されたが、学校やオフィス、カフェ、レストラン、公共施設などは閉鎖されたままだ。
 今週は2Qの製造業売上が発表されるが予想は前年比15%増と強い。

テクニカル分析

*ドル円「9月1日の上ヒゲから下落」
日足、9月1日の上ヒゲから下落。ボリバン中位割り込む。雲には入れず。8月4日-9月3日の上昇ラインがサポート。9月1日-3日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。
週足、ボリバン中位。横ばい。8月9日週-30日週の下降ラインが上値抵抗。8月16日週-23日週の上昇ラインがサポート。雲の上。
月足、一目の雲にかろうじて入っている9月。21年5月-8月の上昇ラインがサポート。7月-8月の下降ラインが上値抵抗。ボリバン2σ上限からは下落。ボリバン上位。
年足、2020年まで5年連続年足陰線だが、今年はここまで陽線維持。15年-20年の下降ラインを上抜く。16-20年の上昇ラインがサポート。

*ユーロドル「一時ボリバン3σ上限に近づくも上ヒゲ長い」
日足、一時ボリバン3σ上限に近づく。現在2σ上限。9月3日は上ヒゲ長い。9月2日-3日、8月27日-9月1日の上昇ラインがサポート。5日線上向き。6連続陽線。
週足、ボリバン下位、雲中。8月2日週-23日週の下降ラインを上抜く。8月23日週-30日週の上昇ラインがサポート。5月31日週-8月30日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、4月-6月の上昇ラインを下抜ける。6月-8月の下降ラインを上抜く。1月-6月の下降ラインが上値抵抗。20年3月-8月の上昇ラインがサポート。ボリバン中位で留まる。雲の上維持。
年足、18年-19年の下降ラインを上抜く。17年‐20年の上昇ラインがサポート。14年‐20年の下降ラインも上抜いたが下抜き返す。

*ユーロ円「2σ下限から反発し上限到達」
日足、ボリバン2σ下限から反発し上限へ。先週末は小反落。9月1日-3日の上昇ラインがサポート。7月1日-9月3日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向き。20日線下向き。雲中。
週足、ボリバン2σ下限から反発。2週連続陽線。8月23日週-30日週の上昇ラインがサポート。6月14日週-8月30日週の下降ラインが上値抵抗。雲の上。
月足、8か月連続陽線とならず3か月連続陰線。9月は陽線スタート。7月、8月は下ヒゲ長い。20年11月-21年8月の上昇ラインがサポート。18年2月-21年6月の下降ラインが上値抵抗。雲の上。
年足、18年-19年の下降ラインを上抜く。16年-20年の上昇ラインがサポート。15年-18年の下降ラインも上抜く。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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