オーストラリアは新型コロナ感染者が過去最高を更新しております。
日本と同様に、感染拡大が遅かったエリアでの拡大が世界各国顕著です。
ある意味、ピークを遅らせることに成功した国々でしょう。
逆にインドは1日のピークが40万人を超えていた5月と比べて、現在は1日2万5000人程度と自然現象で抑え込みに成功しております。
インドはワクチン接種2回を終えた人口層が10%にも満たない状況です。
逆に市中感染したことで抗体を持つ人口層がかなり増えた可能性があります。
オーストラリアは過去最高と言え、まだ891人/日レベルです。
もう少し感染拡大の余地があるように考えます。オーストラリアのロックダウンは9月末まで延長となりましたが、早まることはないと予想します。
目次
▼豪ドル/米ドル 日足は平行チャネルで推移
▼フィボナッチ分析・上昇からの調整押し狙い
▼ユーロ/ドルの調整目処
豪ドル/米ドル 日足は平行チャネルで推移
前回コラムでもお知らせしておりましたが、下落トレンドは継続中です。
今週に入ってから少し大きめの調整が入り上昇しておりますが、米ジャクソンホール会議を見据えてのポジションクローズが入っていると考えられます。
今後の展開としては、徐々に小動きになることを予想し、金曜日までに時間足で三角持ち合いになるようなイメージを予想します。
特に豪ドルは積極的に買えるようなファンダメンタルズでもありませんから、ポジション調整が終われば、徐々におとなしくなっていくのではないでしょうか。
では豪ドル/米ドルの1時間足で詳細を見ていきます。
フィボナッチ分析・上昇からの調整押し狙い
こちら豪ドル/米ドルの1時間足でフィボナッチリトレースメントを引いてみました。
1時間足では上昇トレンド転換しておりますが、またこの上昇もそろそろ調整に入っていきそうです。
僕は先週から持っている豪ドル/米ドルショートポジションに加えて、昨晩0.7260からの追加ショートポジションも持っております。
ジャクソンホール会議前までには手仕舞いをしようと考えておりますが、そのターゲットとなるポイントとしては、0.7180に引けるサポートラインでしょう。
この手前までの調整下落を見据えてショートしております。またはフィボナッチの半値押し水準である、0.7188付近も警戒をしており、いずれにしても0.72を割り込んだあたりから利益確定をするシナリオをもってトレード中です。
テクニカル的にはRCI26が+80ラインを割り込み始めました。
相場反転最初の初動になることが多いので、RCI26が0.00ラインの手前まで沈下した際に、レート的には0.7220付近まで下落していれば、第一ステージクリアかなと考えます。
その場合、ストップは切り下げて、建値付近にしようと考えている次第です。
金曜日の夜までは調整相場を狙った短期トレードに徹する予定です。
ユーロ/ドルの調整目処
ドル安ドル高を見る上で最も重要な通貨ペアであるユーロドルも見ておきます。
トレードはしませんが、豪ドル/米ドルの下落目安と相談しながらこちらも併せて見ていく魂胆です。
現在は平行チャネルを形成中です。
ユーロドルのサポートラインは1.1704に引けますので、おおよそ1.1700で考えても良いでしょう。
この付近まで押す場合、豪ドル/米ドルの利食い目安と相談しながらも使えると判断しております。
豪ドル/米ドルのプライスレートと比率計算で、1.6倍相当になりますから、ユーロドルが仮に40pips下落した場合、豪ドル/米ドルが64pips相当の下落にあたります。
つまり、ちょうど、0.7180付近に位置しているものと思われますので、タイミングが同じであれば、ただのドル買い戻しの調整であると判断でき、ショートポジション買い戻し理由として手仕舞いもできるでしょう。
ユーロドルの下落も見ながら、調整をしていきたいところです。
以上、本日も豪ドル売り戦略をご紹介しました。
ジャクソンホール会議次第でタカ派、ハト派でまた来週以降大きく相場が動くと思われます。
メインイベント待ちであることの変わりはありません。
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FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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