シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート小幅に減少】
8月3日時点で円のポジションはドルに対して5.5万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングよりショートの取り崩し度合いが大きかったことで、ネットショートは前週から0.5万枚減少。
期間中のドル/円相場は米長期金利の低下とともに、ドル売り・円買いが進行する中、108.80円台まで下値を切り下げた。
約1カ月ぶり安値とあって、投機筋の動きとしては円売り持ち(ドル買い持ち)の解消が優勢だったようだ。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロング変動なし】
8月3日時点でユーロのポジションはドルに対して3.8万枚の買い越し(ネットロング)。
ロング・ショートいずれも同規模のポジションを小幅に縮小させたことで、ネットロングは前週から横ばい。
期間中のユーロ/ドル相場はドル売り基調が続く中で、約1カ月ぶりに1.19ドル台まで浮上するも、その後は高値もみ合いの展開。
そうした動きもあってか、投機筋もポジション調整が主流だったようだ。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットポジション中立】
8月3日時点でポンドのポジションは、ほぼ中立。
小幅に積み増したロングに対し、ショートがポジションを削ったことで、ネットショートは前週から0.6万枚減少。
期間中、主要通貨に対するドル売りがポンド/ドル相場を押し上げる中、1.39ドル台の約1カ月ぶり高値まで反発。
ポンドの値動きがドル主導となる中で、投機筋のポンド相場に対する見方は定まりにくかったようだ。
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IMMポジション
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