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「ドル/円、109.00円の攻防も」 外為トゥデイ 2021年6月11日号

外為トゥデイ

目次

▼10日(木)の為替相場
(1):米中商務省会談 貿易と投資関係推進で一致
(2):ECBは政策金利とPEPPの規模を据え置き
(3):米5月CPI好結果でドル/円買い優勢
(4):米長期金利低下に連れドル/円下落

▼10日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:109.00円の攻防も

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

10日(木)の為替相場

f:id:gaitamesk:20210611085715p:plain期間:10日(木)午前6時10分~11日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):米中商務省会談 貿易と投資関係推進で一致

中国商務省は、王商務相と米国のレモンド商務長官が電話会談を行い、「両国の貿易と投資関係推進で一致した」「相違を適切に処理する事でも合意した」と発表した。

(2):ECBは政策金利とPEPPの規模を据え置き

欧州中央銀行(ECB)は、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の規模を予想通りに現行水準に維持すると発表。政策金利も現行水準に据え置いた。ECBは、PEPPによる資産買い入れ規模を少なくとも2022年3月末まで、もしくは新型コロナウイルス感染拡大による危機が収束したと判断されるまで1兆8500億ユーロに維持すると表明。「買い入れは、向こう1四半期は1-5月と比べ、引き続きかなり速いペースで実施される」とした。

また、ラガルド総裁はその後の記者会見で、成長に対するリスクが「おおむね均衡している」と述べ、従来の「下向きに傾いている」から判断を強めた。2021年の成長率を+4.6%、22年は+4.7%とする見通しを示し、それぞれを従来の+4.0%、+4.1%から引き上げた。インフレ率予測も21年+1.9%、22年+1.5%とし、これまでの+1.5%、+1.2%から上方修正した。ユーロは、ECBのハト派スタンス維持と強気な経済見通しによって売買が交錯。方向感の定まらない展開となった。

(3):米5月CPI好結果でドル/円買い優勢

米5月消費者物価指数は前月比+0.6%、前年比+5.0%と市場予想(+0.5%、+4.7%)を上回る伸びとなった。また、米新規失業保険申請件数は37.6万件と、予想(37.0万件)を上回ったものの前週の38.5万件から改善した。ドル/円は買いが優勢となり、その後109.79円前後まで上昇したが、米長期金利が低下に転じたため失速した。

(4):米長期金利低下に連れドル/円下落

米5月消費者物価指数の発表直後に1.53%台まで上昇していた米10年債利回りが、約3カ月ぶりの低水準となる1.43%まで低下する中、ドル/円は109.31円前後まで下落した。前年比での物価上昇は、昨春のコロナ禍での落ち込みによる影響が大きく一過性のものとの見方が広がった模様。

10日(木)の株・債券・商品市場

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外為注文情報

<外為注文情報はこちら>

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【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

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ドル/円の見通し:109.00円の攻防も

昨日のドル/円は米5月消費者物価指数(CPI)の発表後に神経質な動きとなり、終値ベースでは約0.3%下落した。米5月CPIが前年比+5.0%と2008年8月以来の高い伸びを示すと、米長期金利の上昇と共に109.79円前後まで上昇。しかし、前年5月CPIがコロナ禍で落ち込んでいた影響(ベース効果)による一過性の物価上昇との見方が広がり、米長期金利が低下に転じるとドル/円も109.31円前後まで反落した。米連邦準備制度理事会(FRB)は一過性のインフレ上昇を黙認する姿勢を示している事から、翌週の米連邦公開市場委員会(FOMC)では量的緩和の段階的な縮小(テーパリング)を見送る公算が大きいとの見方に傾いたと見られる。

米10年債利回りは約3カ月ぶりの1.43%台に低下しており、ドル売り圧力がかかりやすい地合いとなっている。こうした中、ドル/円は109.00円割れを試す展開となる可能性もありそうだ。ただ、週末を控えてショートカバーが入れば109円台後半に持ち直す事も考えられえる。いずれにしても、ドルと米長期金利は神経質な動きが続く公算が大きいだろう。

注目の経済指標

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注目のイベント

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