目次
▼11日(木)の為替相場
(1):バイデン氏 習国家主席と電話会談
(2):欧州委見通し 21年成長率を下方修正
(3):米失業申請 予想ほど改善せず
11日(木)の為替相場
期間:11日(木)午前7時10分~12日(金)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):バイデン氏 習国家主席と電話会談
バイデン米大統領は就任後初めて中国の習国家主席と電話会談を行った。バイデン大統領は「中国の経済面での威圧的で不公正な行いや、香港への統制強化、新疆ウイグル自治区での人権侵害、それに台湾への対応など地域で独断的な行為を強めていることに懸念を表明した」との事。これに対し習首席は「両国の協力が唯一の正しい選択だ」として両国の関係改善を呼びかけた上で、台湾、香港、新疆ウイグル自治区などの問題については「中国の内政であり、主権と領土の保全に関わる。アメリカは中国の核心的利益を尊重し、慎重に行動すべきだ」とけん制した。
(2):欧州委見通し 21年成長率を下方修正
欧州委員会は2021年のユーロ圏の成長率見通しを従来の+4.2%から+3.8%へと下方修正した。ただ、ユーロの反応は乏しかった。
(3):米失業申請 予想ほど改善せず
米新規失業保険申請件数は79.3万件となり、前週(81.2万件)から減少したものの、市場予想(76.0万件)ほどには改善しなかった。しかし、ドルは目立った反応を見せなかった。
11日(木)の株・債券・商品市場
外為注文情報
【情報提供:外為どっとコム】
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本日の見通し
ドル/円の見通し:動意欠く展開
昨日のドル/円は104.55-104.80円前後のレンジで推移し、約0.1%の小幅高で取引を終えた。金融市場は全体的に動意薄でドル/円も方向感に乏しい展開だった。本日も決め手に欠ける相場展開が続きそうだ。3月期末に向けた本邦勢のリパトリ(国内への資金還流)が意識されやすい時期とあって105円付近では戻り売りが強まる公算が大きい。
一方で、100日移動平均線や日足一目均衡表の雲などテクニカル面のサポートが密集する104円台前半では押し目買いが下値を支えそうだ。なお、米国は来週月曜がプレジデンツ・デーの祝日となる。本日のNY市場は3連休前で動意を欠く展開が見込まれる。
注目の経済指標
注目のイベント
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。