目次
▼5日(月)の為替相場
(1):トランプ早期退院報道で円売り活発化
(2):黒田総裁「必要あれば追加緩和」
(3):ユーロ圏小売・PMI好結果でユーロ買い
(4):米ISM非製造業改善でドル買い誘発
(5):トランプ即日退院発言 相場の反応は限定
5日(月)の為替相場
期間:5日(月)午前7時00分~6日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):トランプ早期退院報道で円売り活発化
トランプ米大統領の新型コロナウイルス感染を巡り、主治医が「早ければ5日に退院が可能になる」と発言したことが伝わると時間外の米株先物で買いが先行。さらに一部報道で日本電気(NEC)がスイスの大手金融ソフトウェア企業アバロックを約2360億円で買収すると報じられたことなどを受けて円売りが活発化。これを受けてクロス円が軒並み上昇したほか、対ドルでも円が売られるとドル/円は上マドを開けて上伸スタートとなった。
(2):黒田総裁「必要あれば追加緩和」
黒田日銀総裁がオンライン形式の全国証券大会へビデオメッセージを寄せ、「経済・物価見通しは、先行き不確実性高く、下振れリスクが大きい」「3月以降の金融緩和の強化が効果を発揮している」「引き続き現在の緩和措置をしっかり実施していく」「必要あれば躊躇なく追加緩和」などと語ったことが伝わった。
(3):ユーロ圏小売・PMI好結果でユーロ買い
ユーロ圏8月小売売上高は前月比+4.4%と予想(+2.5%)を上回り前回(-1.8%)から上昇。これより前に発表された独9月サービス業PMI・改定値やユーロ圏9月サービス業PMI・改定値がそれぞれ上方修正(49.1、47.6→50.6、48.0)されたことも相まってユーロに買いが集まると、ユーロ/円は9月16日以来の高値まで上伸した。
(4):米ISM非製造業改善でドル買い誘発
米9月ISM非製造業景況指数が57.8と低下予想(56.3)に反して前回(56.9)から改善したことなどがドル買いを誘発し、センチメントの改善で円も売られるとドル/円は105.70円台まで一段高となった。
(5):トランプ即日退院発言 相場の反応は限定
トランプ米大統領が「ウォルター・リード・メディカルセンターを本日18時30分(日本時間6日午前7時30分)に退院する」とツイート。その後に主治医が記者会見で「退院に十分と診断した」と発言したものの相場の反応は限られ、ドル/円も上値を追いきれずにクローズした。
5日(月)の株・債券・商品市場&外為注文情報
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