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【ユーロ/ドル】製造業景況感格差は拡大するか

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いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。

2月21日(金)ユーロ/ドル

基調
下値模索

目先の注目材料
・2/21 独2月製造業PMI、ユーロ圏2月製造業PMI、米2月製造業PMI
・米長期金利、独長期金利、国際商品価格

製造業景況感格差は拡大するか

ユーロ/ドルは昨日の取引で1.07777ドル前後まで下落する場面があり、2017年4月以来の安値を付けた。
米景気が堅調な一方、独仏伊などユーロ圏中核国の景気が冴えないとの見方から、このところユーロ安・ドル高が進んでいる。
そうした中、本日は独、ユーロ圏、米の2月製造業PMI・速報値が揃って発表される。
新型コロナウイルスの流行による中国経済への下方圧力が懸念される中、対中貿易依存度が高い独の2月製造業PMIは特に注目を集めそうだ。
市場予想は44.8となっており、前月(45.3)からの悪化が見込まれている。
かたや米2月製造業PMIも前月(51.9)から小幅に悪化して51.5になると予想されている。
ただ、PMIは50.0を好調・不調の分岐点としているため、同じ悪化見込みでも独製造業PMIの悪化見込みとは意味合いが異なる。
市場の受け止め方も、独製造業は新型ウイルスの影響で弱含んだと解釈されがちな一方、米製造業は新型ウイルスの影響があっても底堅いと評価されそうだ。
独米の景況感格差拡大を理由とするユーロ売り・ドル買いに拍車をかける事も考えられるだけに、本日の各国2月製造業PMIの結果に注目したい。

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