前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。
作成日時:2026年9月18日 15:08
9月17日〜9月18日のドル円市況|ドル円は157円台到達、日銀は利上げ
9月17日、中国は、サウジアラビアからの要請を受け、イランに対してフーシ派の抑制に協力するよう働きかけたと報じられると、原油価格が低下。これに合わせて米金利低下やドル売りが進み、ドル円は155.328円まで下落した。ただ、米新規失業保険申請件数や9月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想より強い内容だったことがわかると、買い戻しが優勢となり、ドル円は156.100円まで反発した。
9月18日、日銀は0.25%の利上げを実施したが、浅田委員と佐藤委員の2名が利上げに反対したほか、これまでよりも利上げペースが一段と加速していくとの期待を高める声明文でもなかったため、結果公表後は円売りが優勢となり、ドル円は157.327円まで上昇した。

FX取引金額と個人投資家ポジション動向|取引額は減少
取引金額が前日比・20営業日平均比ともに減少し、日銀会合を控えてFX投資家の様子見姿勢が強まった。建玉は依然として買い優勢(61%)だが、前日比の増加ペースは売建玉(+1.5%)が買建玉(+0.3%)を上回り、投資家センチメントは下落への警戒感がやや高まった。
| ■取引金額 上段:前日比 下段:過去20営業日平均比 |
■売建玉 上段:前日比 下段:比率 |
■買建玉 上段:前日比 下段:比率 |
|---|---|---|
| -6.5% | 1.5% | 0.3% |
| -8.4% | 39% | 61% |
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額
市場シェア上位通貨ペア|ドル円の一極集中が継続
FX投資家の取引シェアは、8割強を占めるドル円(USD/JPY)が前日比でシェアを落とす一方、2位のメキシコペソ円(MXN/JPY)や4位のトルコリラ円(TRY/JPY)など高金利通貨がシェアを拡大した。
| 順位 | 通貨ペア | 市場シェア | 前日比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | USD/JPY | 85.8% | -1.8% |
| 2位 | MXN/JPY | 3.3% | 0.9% |
| 3位 | AUD/JPY | 2.4% | 0.3% |
| 4位 | TRY/JPY | 2.1% | 0.2% |
| 5位 | GBP/JPY | 1.5% | -0.1% |
| 6位 | EUR/JPY | 1.1% | 0.3% |
| 7位 | ZAR/JPY | 0.7% | 0.2% |
| 8位 | EUR/USD | 0.6% | 0.0% |
| 9位 | NZD/JPY | 0.6% | -0.6% |
| 10位 | AUD/USD | 0.5% | 0.0% |
※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、上位10通貨ペア
主要通貨ペアのポジション増減|クロス円のショートが増加
通貨ペア別のポジショニングは、ドル円(USD/JPY)の売ポジション(ショート)が+3.8%、ユーロ円(EUR/JPY)のショートが+6.1%、NZドル円(NZD/JPY)のショートが+9.4%となるなど、対円通貨ペアでのショート増加が目立った。
| 通貨ペア | 売ポジション(Short) | 買ポジション(Long) |
|---|---|---|
| USD/JPY | 3.8% | 1.0% |
| EUR/JPY | 6.1% | 5.4% |
| EUR/USD | -0.1% | 1.6% |
| GBP/JPY | -2.2% | 4.0% |
| AUD/JPY | 2.7% | -5.2% |
| NZD/JPY | 9.4% | 0.8% |
| ZAR/JPY | 7.7% | -0.9% |
| TRY/JPY | 21.2% | -1.8% |
| CNH/JPY | 7.9% | -4.2% |
| MXN/JPY | 15.2% | -4.4% |
| SGD/JPY | -0.7% | 0.1% |
