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来週のドル円相場はどうなる?9/14週のイベント予定 2026年9月13日

来週のドル円相場(9月14日~18日)は、日米の金融政策イベントが最大の焦点です。

米国ではFOMC、日本では日銀金融政策決定会合が開催されます。日米の政策金利だけでなく、ウォーシュFRB議長と植田日銀総裁が今後の金融政策についてどのような姿勢を示すかに注目です。

来週(9/14~9/18)のドル円相場の重要イベント

9/14(月)

【日本】7月鉱工業生産・確報値

9/15(火)

【アメリカ】米連邦公開市場委員会(FOMC)1日目
【アメリカ】9月ニューヨーク連銀製造業景気指数

9/16(水)

【日本】8月貿易統計
【日本】7月機械受注
【アメリカ】8月小売売上高
【アメリカ】米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
【アメリカ】ウォーシュFRB議長 定例記者会見

9/17(木)

【日本】日銀・金融政策決定会合(1日目)
【アメリカ】9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
【アメリカ】前週分新規失業保険申請件数

9/18(金)

【日本】8月全国消費者物価指数(CPI)
【日本】日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
【日本】植田和男日銀総裁 定例記者会見

今週(9/7~9/11)のドル円相場を振り返る

今週のドル円は、週前半に円高・ドル安が進み、一時152円台まで下落しました。

背景には、日銀の利上げペースが速まるとの見方に加え、GPIFが国内資産への配分を増やすとの観測や、ベッセント米財務長官による円安けん制発言がありました。

GPIFについては基本ポートフォリオを見直すとの思惑が浮上し、国内債券などへの資金配分が増えるとの観測が円買いを後押ししました。ただし、GPIF側からは基本ポートフォリオの見直しは必要ないとの見解も示されており、実際に国内債券の配分を引き上げると決定したわけではありません。

また、ベッセント米財務長官が円安方向への投機をけん制する異例の発言を行ったことも、ドル円の上値を抑える要因となりました。9日にはドル円が一時152円台まで下落しています。

一方、10日には流れが変化しました。

中東情勢を背景に原油価格が急上昇する中、米8月生産者物価指数(PPI)が市場予想を上回りました。さらに米長期金利が上昇したことでドル買いが強まり、ドル円は154円台後半まで反発しました。

原油価格の上昇によるインフレ再加速への警戒も、米金利とドルを押し上げる材料となりました。

このため今週のドル円は、「日銀の利上げ加速観測や円安是正への警戒による円買い」と、「原油高・米インフレ懸念・米金利上昇によるドル買い」が交錯する展開となりました。

来週(9/14~9/18)のドル円見通し

来週の最大の焦点は、FOMCと日銀金融政策決定会合です。

⚫️FOMCは利上げの有無とウォーシュFRB議長の発言に注目

米国では16日にFOMCの結果が発表されます。

足元では原油価格の上昇や米インフレ指標の強さを背景に、FRBの利上げ観測が高まっています。米8月PPIの発表後には、9月FOMCでの利上げ織り込みが70%超まで上昇しました。ただし、政策金利を据え置く可能性も残っており、今回の利上げは確定的とはいえません。

仮にFRBが利上げに踏み切る、あるいはウォーシュFRB議長が追加利上げに前向きな姿勢を示せば、米金利上昇を通じてドル円には上昇圧力がかかる可能性があります。

一方、政策金利を据え置いたうえで、今後の利上げに慎重な姿勢を示した場合は、利上げ期待の後退からドル売りが強まる可能性があります。

FOMC直前となる16日には米8月小売売上高も発表されます。個人消費の強さが確認されるかも、米金融政策の先行きを考えるうえで注目ポイントになりそうです。

⚫️日銀は利上げ観測が強まる

日本では18日に日銀金融政策決定会合の結果が発表されます。

市場では今回の日銀会合で0.25%の追加利上げが実施され、政策金利が1.25%へ引き上げられるとの見方が強まっています。

利上げそのものに加えて重要なのが、植田総裁の会見です。

今後も継続的に利上げを進める姿勢を示せば、追加利上げを織り込む形で円買いが強まる可能性があります。一方、今後の利上げについて慎重な見方を示せば、材料出尽くしから円が売られる展開も考えられます。

⚫️日米の金融政策の方向性がドル円相場を左右

来週は、日米双方の金融政策がドル円の方向性を大きく左右する一週間となりそうです。

特に注目したいのは、FRBと日銀の金融政策の「温度差」です。

FRBが政策金利を据え置く一方、日銀が利上げを実施し、今後も追加利上げを進める姿勢を示した場合、日米金利差の縮小が意識され、円高・ドル安が進む可能性があります。反対に、FRBが利上げを実施する、あるいはウォーシュFRB議長が追加利上げに前向きな姿勢を示す一方、日銀が今後の利上げに慎重な姿勢を示せば、ドル高・円安が進む可能性があります。

また、中東情勢と原油価格にも引き続き注意が必要です。原油高が続けば米国のインフレ再加速への警戒から米長期金利が上昇し、ドルを支える可能性があります。

来週は「FRBがどこまでインフレ警戒を強めるか」と「日銀がどの程度のペースで追加利上げを進めるのか」が、ドル円相場を見るうえで最大のポイントとなりそうです。