前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。
作成日時:2026年7月28日 15:10
7月27日〜7月28日のドル円市況|イラン側の態度が和平協議への不安高める
27日、米国がイランへの攻撃を一時停止したことを受けて週明けはドル売りが先行し、ドル円は163.331円まで下落した。しかし、イランが「米国との交渉は行われていない」としたことで、和平交渉の行方に対する不透明感が意識され、ドル円は「有事のドル買い」を支えに163.794円まで上昇した。
28日のアジア時間はドル高の流れが継続し、ドル円は163.70円付近で底堅く推移した。もっとも、日経平均株価が一時6万2000円を下回り、クロス円が冴えない展開となったため、ドル円の上値も限定された。

FX取引金額と個人投資家ポジション動向|売買は拮抗
取引金額は前日比10.2%増と大きく上昇した。ただ、過去20営業日平均を23.7%下回り、投資家の取引意欲は低水準にとどまった。取引は「売り」と「買い」が拮抗し、投資家が判断に迷っている様子もうかがえた。
| ■取引金額 上段:前日比 下段:過去20営業日平均比 |
■売建玉 上段:前日比 下段:比率 |
■買建玉 上段:前日比 下段:比率 |
|---|---|---|
| 10.2% | -1.7% | 8.7% |
| -23.7% | 50% | 50% |
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額
市場シェア上位通貨ペア|南アフリカランドが失速、トルコリラが急浮上
ドル円(USD/JPY)のシェアは61.5%と前日比で1.3%小幅に増加し、1位をキープした。また、トルコリラ円(TRY/JPY)は前日比2.2%増の6.6%とし、2位へ浮上した。一方、南アフリカランド円(ZAR/JPY)は、前日比で6.4%減少し2位から6位へ後退した。
| 順位 | 通貨ペア | 市場シェア | 前日比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | USD/JPY | 61.5% | 1.3% |
| 2位 | TRY/JPY | 6.6% | 2.2% |
| 3位 | MXN/JPY | 5.8% | 1.2% |
| 4位 | GBP/JPY | 5.4% | 3.4% |
| 5位 | AUD/JPY | 5.4% | -1.6% |
| 6位 | ZAR/JPY | 5.3% | -6.4% |
| 7位 | EUR/USD | 3.1% | 0.7% |
| 8位 | EUR/JPY | 1.8% | -0.5% |
| 9位 | NZD/JPY | 1.2% | -0.2% |
| 10位 | AUD/USD | 1.1% | -0.7% |
※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、上位10通貨ペア
主要通貨ペアのポジション増減|ドル円やクロス円の一角でロングが大幅増
ドル円(USD/JPY)の買ポジション(ロング)が前日比12.3%増加した一方、売ポジション(ショート)は4.3%減少した。また、クロス円の一角でもロングが増加した。ユーロ円(EUR/JPY)は25.4%増、ポンド円(GBP/JPY)は33.9%増、NZドル円(NZD/JPY)は25.0%増と、それぞれ増加した。
| 通貨ペア | 売ポジション(Short) | 買ポジション(Long) |
|---|---|---|
| USD/JPY | -4.3% | 12.3% |
| EUR/JPY | -0.4% | 25.4% |
| EUR/USD | 2.6% | -3.7% |
| GBP/JPY | -4.5% | 33.9% |
| AUD/JPY | 6.7% | 5.8% |
| NZD/JPY | -4.1% | 25.0% |
| ZAR/JPY | -2.2% | -1.3% |
| TRY/JPY | 9.5% | 2.0% |
| CNH/JPY | -0.4% | -0.4% |
| MXN/JPY | -2.4% | 0.1% |
| SGD/JPY | -0.9% | 20.1% |
