
主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年6月16日8時20分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
目次
▼15日(月)の為替相場
(1):米イラン和平合意成立
(2):60日間はホルムズ海峡無償通過
▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:一段と円安が進む可能性/ ▼注目の経済指標・イベント
15日(月)の為替相場

期間:15日(月)午前7時00分~16日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):米イラン和平合意成立
米国とイランの仲介国を担うパキスタンのシャリフ首相は「米国とイランの間で和平合意が成立し、19日にスイスで署名される見通しだ」と発表。その後、トランプ米大統領は「イランとの合意が完了した。ここにホルムズ海峡の通行料無料化を全面的に承認し、同時に米国海軍による海上封鎖の即時解除を承認する」と自身のSNSに投稿した。また、イランの外務次官は「必要となれば協議の延長もあり得る」としつつ、米国との合意と正式な調印が19日に行われることを認めた。これを受けて、ドルが全面的に売られるとドル/円は前週末と比べ約40銭円高の159.80円前後で取引が開始された。クロス円はストレートドルの上昇の影響もあり、取引開始を前後して前週末から円安が進んだ。
(2):60日間はホルムズ海峡無償通過
イランのファルス通信は米国との暫定合意を受けて、「イランは60日間に限定したホルムズ海峡の無償通過を認めることになっている」と報じた。なお60日経過後は安全や保険などに関するサービス料を課す計画とも伝えた。
15日(月)の株・債券・商品市場
日経平均: 69317.50 △3,297.46
豪ASX: 8914.007 △109.971
上海総合: 4096.472 △64.959
英FT: 10430.62 ▼41.10
独DAX: 24894.01 △258.71
NYダウ: 51671.03 △468.77
日10年債: 2.582 ▼0.044
豪10年債: 4.8070 ▼0.0054
英10年債: 4.812 ▼0.024
独10年債: 2.954 ▼0.041
米2年債: 4.0663 ▼0.0146
米10年債: 4.4730 ▼0.0059
NY原油: 80.75 ▼4.13
NY金: 4351.60 △112.80
ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

【情報提供:外為どっとコム】
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人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円: 159.500 ~ 161.300
ユーロ/円: 185.000 ~ 186.800
ポンド/円: 214.100 ~ 216.200
豪ドル/円: 112.900 ~ 113.900
ドル/円の見通し:一段と円安が進む可能性
昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%上昇。米国とイランが戦争終結に向けた覚書の交付に合意したことを受けドルが下落したものの、円はそれ以上に軟調だった。合意が伝わった早朝には有事のドル買いが巻き戻されて159.70円台に下落する場面もあったが、世界的に株価が大幅高となる中、NYタイム終盤には160.39円前後まで反発した。日銀は本日、追加利上げに踏み切ることが確実視されているが、昨日の動きを見る限り、市場は日銀の利上げが円高材料にはならないと見ているようだ。病欠する植田総裁の代行として記者会見に臨む内田副総裁が、今後の利上げについて踏み込んだ発言を行う公算は小さいとの見方も根強い。仮に市場が「ハト派利上げ」と受け止めれば、一段と円安が進む可能性があろう。もっとも、日銀の利上げ後に円安が進めば円買い介入への警戒感が一段と高まりそうだ。今年1月には金融政策決定会合の直後に介入の準備段階である「レートチェック」が日米協調で行われたほか、4月会合の2日後には実際に円買い介入が発動された経緯がある。ドル/円は4月に付けた年初来高値の160.73円前後を上抜ければ、先高観(円の先安観)が一層高まるが、同時に介入警戒感も高まると見られることから値動きが不安定化しそうだ。
注目の経済指標・イベント
06/16 (火)
- ◎ (日) 日銀金融政策決定会合
11:00 〇 (中) 5月小売売上高
11:00 (中) 5月鉱工業生産
13:30 ◎ (豪) RBA政策金利
14:30 ◎ (豪) ブロックRBA総裁講演
15:30 ◎ (日) 内田日銀副総裁講演
18:00 〇 (独) 6月ZEW景況感調査
18:00 (ユーロ圏) 6月ZEW景況感調査
21:30 (米) 5月住宅着工件数
21:30 (米) 5月建設許可件数
22:10 (ユーロ圏) レーンECB専務理事講演
26:00 (米) 20年債入札(130億USD)
外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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