前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。
作成日時:2026年5月19日 15:13
5月18日〜5月19日のドル円市況|イラン報道を巡り原油やドルが振幅
5月18日、イランの準国営タスニム通信が、米国がイラン産原油への制裁を一時的に免除する案を提示したと報じたことで、原油価格が急落し、ドル円も158.615円まで下落した。 その後、米政府がこの報道を否定し、米アクシオスも「イラン側の修正案は合意に不十分」と伝えると原油が反発。米長期金利の持ち直しも重なり、ドル円は159.078円まで上昇した。 しかし、トランプ米大統領が「明日のイラン攻撃を中止する」と述べると原油が再び失速し、ドル円も上値が重くなる展開となった。
本日のアジア時間、原油の底堅い動きや米長期金利の上昇が支えとなり、ドル円は値幅が限定的ながらも158円後半から159.00円付近で底堅く推移した。トランプ大統領が前日に示したイラン攻撃の中止は極短期間だけだったことが明らかとなり、地政学的リスクが再認識された。

FX取引金額と個人投資家ポジション動向、売建玉が増加
取引金額は前日比-2.2%、過去20営業日比でも-20.9%と取引は盛り上がりを欠いた。主力の通貨ペアのドル円が足もとの高値圏で膠着感の強い展開が続いており、個人投資家はどうしても手を出しにくい状況となっていることが要因と見られる。
| ■取引金額 上段:前日比 下段:過去20営業日平均比 |
■売建玉 上段:前日比 下段:比率 |
■買建玉 上段:前日比 下段:比率 |
|---|---|---|
| -2.2% | 4.8% | -1.6% |
| -20.9% | 46% | 54% |
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額
市場シェア上位通貨ペア、ドル円がシェア戻す、前日拡大の高金利通貨がシェア下げる
15日にシェアを伸ばした豪ドル円(AUD/JPY)、トルコリラ円(TRY/JPY)、南アフリカランド円(ZAR/JPY)などがシェアを落とした。一方、これら高金利通貨のシェアが低下したことで、ドル円(USD/JPY)はシェアを75.9%(15日:67.4%)まで回復した。
| 順位 | 通貨ペア | 市場シェア | 前日比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | USD/JPY | 75.9% | 8.5% |
| 2位 | AUD/JPY | 8.0% | -2.6% |
| 3位 | MXN/JPY | 3.7% | -0.6% |
| 4位 | TRY/JPY | 2.7% | -3.9% |
| 5位 | GBP/JPY | 1.9% | 0.4% |
| 6位 | ZAR/JPY | 1.9% | -0.9% |
| 7位 | AUD/USD | 1.6% | 0.1% |
| 8位 | EUR/USD | 1.3% | -0.1% |
| 9位 | EUR/JPY | 1.1% | -0.4% |
| 10位 | NZD/JPY | 0.5% | -0.4% |
※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、取引量上位10位
主要通貨ペアのポジション増減|オセアニア・高金利の売りが軒並み増加
ユーロ円(EUR/JPY)、ポンド円(GBP/JPY)、豪ドル円(AUD/JPY)、NZドル円(NZD/JPY)、メキシコペソ円(MXN/JPY)など、ドル高一服の影響で底堅く推移した通貨ペアを中心に売りポジションが増加した。米国とイランの緊張状態がエスカレーションしていないことが、投資家のリスクセンチメントを支えた模様。
| 通貨ペア | 売ポジション(Short) | 買ポジション(Long) |
|---|---|---|
| USD/JPY | 0.8% | 6.1% |
| EUR/JPY | 2.0% | -12.2% |
| EUR/USD | 8.6% | -1.9% |
| GBP/JPY | 15.2% | -20.8% |
| AUD/JPY | 27.9% | -7.4% |
| NZD/JPY | 10.0% | -6.6% |
| ZAR/JPY | 13.4% | -1.7% |
| TRY/JPY | -17.8% | 0.3% |
| CNH/JPY | 0.8% | -4.8% |
| MXN/JPY | 20.5% | -4.2% |
| SGD/JPY | 0.4% | -6.6% |
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」主要通貨ペアの前日比ポジション増減
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