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植田砲不発で160円台お預け 原油次第で162円トライの可能性も 来週の為替予想(ドル/円)ハロンズ FX 2026/3/21 #外為ドキッ

 

執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

執筆日時 2026年3月19日 16時30分

植田砲不発で160円台お預け 原油次第で162円トライの可能性も

ドル円は後半失速

ドル円は158円台後半から159円台半ばで上値の重い展開でした。米国がイランの主要輸出拠点であるカーグ島の軍事施設を攻撃したことで原油の供給懸念が強まり、ドル円は159.492円まで買いが先行しました。その後、片山財務相が「いかなる時も万全の対応を取る」と円安をけん制したほか、イラクとクルド自治政府が原油輸出再開で合意したとの報道で原油価格の上昇が一服し、ドル円はFOMCや日銀会合を前に158.568円まで反落しました。
しかし、中東情勢の緊張は依然として高く、原油価格が再び上昇したことでドル円は159.897円まで上昇。FOMCが想定ほどハト派ではなかったこともドル円を支えました。ただ、日銀の植田総裁会見が市場の予想ほどハト派に傾かなかったため、材料出尽くしの円買い戻しが入り、ドル円は159.20円付近まで押し戻されました。

(各レート水準は執筆時点のもの)

本来のテーマに戻るかは原油動向次第

いまのドル円は、中東情勢や原油価格、米金利、日本の物価指標などが複雑に絡み合い、落ち着いて見ていられない展開が続いています。本来であればFOMCや日銀の金融政策が相場のけん引役になりますが、最近は中東情勢のニュースが相場の空気を一変させ、短期的な方向性を左右する場面が目立ちます。イラン関連の報道に振り回されやすい状況です。
来週は目立った経済イベントが少ないため、引き続き中東情勢が相場の主導役になるとみられます。原油高が続けば米インフレ懸念が強まり、米金利は高止まりしやすくなります。その場合、介入警戒で上値は重くなりつつも、ドル円は160円台を試す動きが強まりそうです。
一方で、中東情勢が一旦落ち着き、原油価格が安定すれば、ドル円は158円前半から157円台へ調整する可能性もあります。この局面では、FRBや日銀の金融政策といった本来のテーマに市場の関心が戻りやすく、日本の物価指標が強ければ円買いの材料となる展開もありそうです。とはいえ、当面は原油価格の高止まり状態が続くとの見方は多く、交易条件の悪化による円売り観測から、下値は限定されやすいと考えられます。

20日線付近までの調整も想定(テクニカル分析)

ドル円は日足で強い上昇トレンドを維持しており、ローソク足は20日移動平均線(約157.60円)を上回って推移しています。この移動平均線は下値のサポートとして意識されやすく、押し目買いの基準になりやすい水準です。RSI(14日)は65付近と強気圏にあり、70を超えるまでは上昇余地が残っています。
上値の焦点は2024年高値の161.949円で、強いレジスタンスとして意識される水準です。このラインに近づくと利益確定売りが出やすく、反落の可能性もあります。一方で、20日移動平均線を割り込むと156円台や154円台後半までの調整リスクが生じます。
全体としては、20日移動平均線を支えに上昇基調が続き、161.949円を試す展開がメインシナリオとみていますが、高値接近時やRSIが70に近づく局面では反落に対する注意は必要と考えます。

【ドル円チャート 日足】

ドル円日足/20日移動平均線/RSI(14日)-外為どっとコム「TradingViewチャート」

ドル円日足/20日移動平均線/RSI(14日)

出典:外為どっとコム「TradingViewチャート」
予想レンジ:
USD/JPY:156.500-161.500

2026年3月23日~3月27日の重要経済指標・イベントスケジュール

3月23日(月)

24:00|ユーロ|3月消費者信頼感(速報値)

  景況感の先行指標。改善ならユーロ買い、悪化なら景気不安が意識されやすい。

 

3月24日(火)

8:30|日本|2月全国消費者物価指数(CPI)

  日銀の政策判断に直結。コアCPIの伸びが鈍化するかが焦点。

18:00|ユーロ|3月製造業・サービス業PMI速報値

18:30|イギリス|3月製造業・サービス業PMI速報値

21:30|アメリカ|10-12月期 四半期非農業部門労働生産性(改定値)

22:45|アメリカ|3月製造業・サービス業PMI速報値

  米景気の勢いを測る重要指標。製造業の改善が続くかがポイント。

 

3月25日(水)

8:50|日本|日銀・金融政策決定会合議事要旨

  利上げ後のスタンスや今後の政策運営のヒントが注目される。

16:00|イギリス|2月消費者物価指数(CPI)

  インフレ鈍化が続くかが焦点。利下げ時期への思惑が動きやすい。

18:00|ドイツ|3月IFO企業景況感指数

  ユーロ圏景気の方向性を示す指標。改善ならユーロの支えに。

21:30|アメリカ|10-12月期 四半期経常収支

 

3月26日(木)

8:50|日本|2月企業向けサービス価格指数

  企業物価の動向を示す指標。サービス価格の強さが注目される。

8:50|日本|対外対内証券売買契約等の状況

21:30|アメリカ|新規失業保険申請件数

  労働市場の強さを示す週次指標。増加なら景気減速懸念が意識される。

 

3月27日(金)

9:01|イギリス|3月GFK消費者信頼感調査

  消費者心理の改善が続くかが焦点。

16:00|イギリス|2月小売売上高

  個人消費の強さを確認する指標。ポンドの短期材料になりやすい。

23:00|アメリカ|3月ミシガン大学消費者態度指数・確報値

  インフレ期待の動向が最重要。上振れならドル買い材料に。

 

外為どっとコム「経済指標カレンダー」


一言コメント

材料が出るたびに雰囲気が変わる相場ですが、テクニカルは静かに162円方向を示しているのが面白いところです。

 
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