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ドル円160円台目前!甦る“日銀会合後のレートチェック急落”の記憶 来週の為替予想(ドル/円)ハロンズ FX 2026/3/14 #外為ドキッ

 

執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

執筆日時 2026年3月13日 18時00分

ドル円160円台目前!甦る“日銀会合後のレートチェック急落”の記憶

ドル円、20カ月ぶりの円安水準

ドル円は157円台後半から158円台後半へと緩やかに上昇した後、中東情勢の緊迫化を背景に上げ足を速め、13日には159.67円近辺まで上昇しました。これは2024年7月以来、約20カ月ぶりの円安水準です。ホルムズ海峡を巡る緊張の高まりで原油供給不安が意識され、日本のようなエネルギー輸入国の通貨である円が売られやすくなったことに加え、原油高を通じたインフレ警戒で米金利が上昇したことも、ドル円の押し上げ要因となりました。

(各レート水準は執筆時点のもの)

FOMCショック、日銀ショックのどちらも起こり得る

来週はFOMCと日銀会合が開催され、いずれも政策変更そのものより、見通しの修正や総裁・議長発言が相場を動かす展開になりそうです。ドル円はイラン情勢を巡るヘッドラインに振られやすい状態が続く中、春闘の集中回答日、FOMC、日銀会合と重要イベントが連続するため、値動きが一段と荒くなる可能性があります。

FOMCでは金利据え置きが有力視されており、ポイントはドットチャートとパウエルFRB議長の発言です。2025年12月時点のドットでは、2026年の利下げ見通しの中央値は1回でした。一方、足元では中東情勢の悪化と原油高を受けて、市場の年内の利下げ織り込みも1回前後まで後退しています。したがって、今回の注目点はFRBがなお利下げ余地を残すのか、それとも原油高によるインフレ再燃を重く見てさらに慎重姿勢を強めるのかとなります。タカ派寄りのメッセージが出れば、ドル高と株安が同時に進むリスクに注意が必要です

日銀についても、今回は据え置きが大勢とみられています。ただし、追加利上げ観測そのものが消えたわけではなく、市場では次の利上げ時期を4月とみる向きが一部に残る一方、中心は6月から7月にかけてとの見方に分かれています。そのため、18日に集中する春闘の回答内容と、その後の植田総裁の発言が次回利上げ時期を探る手掛かりになります。賃上げの強さが改めて確認され、日銀が追加利上げに前向きな姿勢を維持すれば、円安進行に一定の歯止めがかかる可能性があります。逆に、中東情勢や原油高による景気下押しリスクを理由に慎重姿勢が強まれば、ドル円は160円台より上の水準を試しやすくなるでしょう。

また、1月会合後にはレートチェック観測をきっかけに円相場が急伸した場面もありました。足元では159円台まで円安が進み、当局も過度な変動には警戒感を示しています。ドル円が160円に接近、あるいは一時的に上抜けるような場面では、その後の急反落リスクにも注意が必要です。

160円超えた次は162円(テクニカル分析)

ドル円は強い上昇トレンドの中で推移しており、現在は5日移動平均線を下値の支えとして維持できるかどうかが重要な局面です。この水準を保ちながら159.67円近辺の直近高値を明確に上抜ける展開となれば、160円という大台突破を試す動きが強まり、上昇加速につながる可能性があります。160円を明確に上抜けた場合の次の目安は、162.00円近辺とみられます。

一方で、RSIが買われすぎ手前にあることや、160円手前での介入警戒感から利益確定売りが強まれば、5日移動平均線を割り込み、158円台への調整が進む可能性があります。さらに下げが続けば、20日移動平均線が位置する156円台半ばまで下落余地が広がる可能性もありますが、この水準は強い上昇トレンドの中では健全な押し目の範囲と考えられます。

全体としては、ドル円が5日移動平均線を足場に上昇基調を維持できるかどうかが焦点です。維持できれば160円突破トライ、割り込めば156円台半ばへの調整という二つのシナリオが意識される展開です。

【ドル円チャート 日足】

ドル円日足/5日・20日移動平均線/RSI(14日) 外為どっとコム「TradingViewチャート」

ドル円日足/5日・20日移動平均線/RSI(14日)

出典:外為どっとコム「TradingViewチャート」
予想レンジ:
USD/JPY:156.500-161.500

2026年3月16日~3月20日の重要経済指標・イベントスケジュール

3/16(月)

  • 21:30 アメリカ 3月ニューヨーク連銀製造業景気指数

3/17(火)

  • 19:00 ユーロ 3月ZEW景況感調査

3/18(水)

  • 未定 日本 春闘の集中回答日
  • 19:00 ユーロ 2月消費者物価指数(改定値)
  • 21:30 アメリカ 2月卸売物価指数
  • 27:00 アメリカ FOMC政策金利発表
  • 27:30 アメリカ パウエルFRB議長 記者会見

3/19(木)

  • 未定 日本 日銀金融政策決定会合・政策金利発表
  • 8:50 日本 対外・対内証券売買契約等の状況
  • 15:30 日本 植田日銀総裁 記者会見
  • 16:00 イギリス 2月失業率
  • 17:30 スイス スイス国立銀行政策金利
  • 21:00 イギリス BOE政策金利発表
  • 21:00 イギリス MPC議事要旨
  • 21:30 アメリカ 新規失業保険申請件数
  • 22:15 ユーロ ECB政策金利
  • 22:45 ユーロ ラガルドECB総裁 記者会見

3/20(金)

  • 19:00 ユーロ 1月貿易収支

外為どっとコム「経済指標カレンダー」

一言コメント

ホルムズ海峡の緊張感とは裏腹に、“世界でも指折りの絶景が広がる海峡”というギャップが際立つ話題ですね。

 
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