
主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年3月6日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
目次
▼5日(木)の為替相場
(1):豪貿易黒字 予想を下回る
(2):「日銀 4月利上げの可能性排除せず」報道
(3):米新規失業保険申請件数 予想を下回る
(4):原油価格大幅上昇
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:雇用統計次第では159円を目指す展開も/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
5日(木)の為替相場

期間:5日(木)午前7時10分~6日(金)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):豪貿易黒字 予想を下回る
豪1月貿易収支は26.31億豪ドルの黒字となり、黒字額は市場予想(38.00億豪ドル)を下回った。輸出が前月比-0.9%だった一方、輸入は+0.8%だった。同時に発表された豪1月家計消費支出は前月比+0.3%と予想(+0.4%)に届かなかった。
(2):「日銀 4月利上げの可能性排除せず」報道
ブルームバーグは、複数の関係者への取材を基に「日銀は4月利上げの可能性も排除せず」と報じた。「不透明感の強まりに加えて金融市場も不安定化する中で、今月18、19日に開く金融政策決定会合では政策金利の維持が決まる公算が大きい」としながらも、「先行きは中東情勢次第だが、これまでの日本の経済・物価情勢は日銀の見通しに沿って推移しており、現時点で4月に利上げが必要になる可能性も排除されない」とした。
(3):米新規失業保険申請件数 予想を下回る
米新規失業保険申請件数は前週と変わらずの21.3万件で市場予想(21.5万件)より少なかった。4週平均の申請件数は21.6万件となり、前週時点の22.1万件から減少した。これより前に発表された米2月チャレンジャー人員削減数は4.8万人と前月(10.8万人)から減少。前年同月比では-71.9%の大幅減だった。
(4):原油価格大幅上昇
NY原油先物(WTI)が2024年7月以来の1バレル82ドル台に続伸。イランがペルシャ湾で米国のタンカーを攻撃したと発表するなど、中東情勢が悪化する中で原油供給への懸念がさらに高まった。
5日(木)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

【情報提供:外為どっとコム】
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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:雇用統計次第では159円を目指す展開も
昨日のドル/円は終値ベースで約0.3%上昇。中東情勢への懸念から「有事のドル買い」が入りやすい地合いが続き、一時157.85円前後まで上昇した。また、この日発表された新規失業保険申請件数や2月チャレンジャー人員削減数などの米労働関連経済指標が良好な結果となったこともドルを下支えする一因となった。 本日も市場の最大の関心は中東情勢であり、関連ヘッドラインに一喜一憂する展開となりそうだ。他方で、本日は米2月雇用統計が発表される。中東情勢の緊迫化を背景にインフレが高止まりするとの思惑から、米連邦準備理事会(FRB)の追加利下げ観測は後退している。こうした中で労働市場の底堅さを示す結果となれば、利下げ期待がさらに低下し、ドルを支える要因となるだろう。 ドル/円は158円付近が目先のレジスタンスとして意識されているが、ここを突破できれば159円台を目指す展開となりそうだ。もっとも、158円台から159円台半ばにかけては、1月23日に日米協調のレートチェックが行われたとされる水準であるため、為替介入への警戒感から上昇ペースは緩やかなものになりそうだ。
注目の経済指標:米雇用統計

注目のイベント:FRB高官発言
※時間は日本時間での表示になります。
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※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。
外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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