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来週の為替予想(豪ドル/円 NZドル/円 )「インフレ鈍化も利上げ観測は変わらず」ハロンズ FX 2026/1/10 #外為ドキッ

 

執筆:外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村 勉
X(Twitter):@gaitamesk_naka
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今週の振り返り

今週の豪ドル/円は104.62円前後、ニュージーランド(NZ)ドル/円は90.15円前後で週初を迎えました。週末の3日に米国がベネズエラで軍事作戦を行い、マドゥロ大統領を拘束したことによるリスク回避の動きは限定的となりました。米株価指数や日経平均株価など世界的に株価が上昇したことで、豪ドル/円は105.93円前後、NZドル/円は90.82円前後まで上値を拡大しました。その後は、株価指数などに調整が入ったこともあり、豪ドル/円、NZドル/円は上げ幅を縮小しました(執筆時)。

自国材料は少ないが豪ドル高トレンドは変わらず

来週、豪州では目立った注目経済指標の発表は予定されていません。このため、豪ドルは引き続き株価動向を睨んだ値動きとなりそうです。ただし、豪ドル高の基調自体は継続する可能性が高いとみられます。

5日に発表された11月豪消費者物価指数(CPI)は前年比+3.4%となり、市場予想(+3.6%)を下回り、前月(+3.8%)から伸びが鈍化しました。ただ、伸びが鈍化した主な要因はエネルギー価格の低下であり、コアインフレ率にあたるCPIトリム平均は+3.2%と、前月(+3.3%)からの低下は小幅にとどまっています。また、インフレ率は豪準備銀行(RBA)の目標レンジ(2~3%)を引き続き上回っていることから、市場ではRBAの次の金利変更は利上げになるとの見方が維持されています。

この結果を受けて、RBAのハウザー副総裁は「さらなる利下げの可能性は非常に低く、近いうちに利下げはあり得ない」「3%を超えるインフレは率直に言って高すぎる」と述べ、「11月CPIの鈍化は大きなニュースではない」と語るなど、インフレ高止まりへの警戒感を示しました。豪州は、主要通貨国の中では日本を除き、最も早期に利上げに動く国になるとの見方が引き続き根強い状況です。

こうした金融政策環境を背景に、豪ドルは引き続き買われやすい通貨と考えられます。対円でも、日銀は現在の利上げ局面において「金融緩和の調整」との位置付けを維持しており、日本の最新の実質金利(名目金利0.75%-インフレ率2.9%)は-2.15%と大幅なマイナス圏にあります。一方、豪州は(名目金利3.60%-インフレ率3.4%)で+0.2%となっています。このため、同じ利上げ局面にあっても、金利面での優位性から豪ドルが円よりも選好されやすい状況は当面続きそうです。

豪ドル/円のテクニカル分析

豪ドル/円は、昨年10月23日以降日足一目均衡表の基準線をサポートに上昇基調を維持しています。来週も同線が目先のサポートとして意識されそうです。同線を下抜けた場合は、12月17日安値の102.32円前後が次の下値目途として意識されそうです。この水準を下抜けなければ、上昇基調継続と判断されます。一方、上値は2024年7月17日高値(106.82円前後)がレジスタンスとして意識されそうです。

【豪ドル/円 日足・一目均衡表】

出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」

予想レンジ:AUD/JPY:103.500-107.500、NZD/JPY:89.000-92.000

1/12週のイベント:

01/13 (火) 08:30 豪 1月ウエストパック消費者信頼感指数
01/14 (水) 06:45 NZ 11月住宅建設許可件数
01/14 (水) 時間未定 中国 12月貿易収支

一言コメント:

年末年始は息子をバッティングセンターに連れていきました。かなり楽しかったようで、「もっとやりたい!もっとやりたい!」となり、3日連続でバッティングセンターに通い、合計700球近く打っていました。そのおかげで自信が付いたようで今週末の試合では「ヒットを打つ!」と張り切っています。

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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