
メキシコペソや豪ドルなど投資家にとって魅力的な通貨の最新状況について、これまでの動向や注目ポイントについて解説します。
作成日時 :2025年11月28日14時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 神田卓也
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執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也
トルコリラ/円(4時間足)

※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照
先週のトルコリラ/円は半年ぶり高値を前に伸び悩む
24日に3.667円前後で取引が始まると3.699円前後まで強含む場面がありました。ただ、今月20日につけた5月以来の高値(3.704円前後)を前に伸び悩むと、その後はじりじりと上値を削る展開となりました。トルコリラに関する手掛かり材料に乏しい中、円の動きがリラ/円相場の方向性を左右する展開が目立っています。先週は11月の最終週で週末に米国の感謝祭休暇を控えていたことから、前週に売られた円を買い戻す動きがやや優勢でした。リラ/円もその動きに沿って、26日の高値が3.693円前後、28日の高値(日本時間12時時点)は3.685円前後と、緩やかに上値を切り下げる展開となっています。
今週のトルコリラ/円の注目ポイントは11月CPI
今週は3日にトルコの11月消費者物価指数(CPI)が発表されます。トルコ中銀は前回10月の会合で「ディスインフレ(物価鈍化)のプロセスが減速している」として、利下げ幅を9月の250bp(2.50%ポイント)から100bpに縮小させました。そうした中、市場は今週3日に発表される11月CPIについて、前年比+31.59%に伸びが鈍化すると予想しています。なお、10月CPIは+32.87%でした。11月CPIが予想以上に鈍化すれば、中銀が12月11日の次回会合で利下げ幅を再び拡大させる可能性がありそうです。市場関係者への調査によると、中銀は12月会合で政策金利を前回と同じく100bp引き下げて38.50%にするとの見方が多いことから、仮に11月CPIが予想を下回るようだとリラの下落圧力が高まってもおかしくないでしょう。
今週のトルコリラ/円の見通し
予想レンジ
3.610~3.710円
基調
不安定
今週の注目ポイント
☆12/3 トルコ10月CPI
・主要国株価、国際商品価格
株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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