豪ドル/円今日の見通し「米雇用統計悪化で豪ドルに売り圧力」2025/8/4

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短期トレード即効チャージ　豪ドル円

オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　為替アナリスト　中村　勉

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

・NY原油先物市場は続落。終値は前営業日比-1.93ドルの1バレル=67.33ドル（8月1日）。

＜WTI原油・商品CFDチャートはこちらはこちら＞

・7月31日に発表された豪6月小売売上高は前月比+1.2%と市場予想（+0.4%）を上回った。

・7月30日に発表された豪4-6月期CPIは前年比+2.1%（予想：+2.2%）で前四半期（+2.4%）から伸びが鈍化。また同CPIトリム平均は前年比+2.7%だった（予想：+2.7%、前四半期：+2.9%）。
同時に発表された豪6月消費者物価指数（CPI）は前年比+1.9%、6月CPIトリム平均は+2.1%でともに前月（+2.1%、+2.4%）から伸びが鈍化した。

・7月17日発表の豪6月雇用統計は、雇用者数が市場予想（2.00万人増加）に対して0.02万人の増加だった。失業率は4.3%で前月から悪化。労働参加率は67.1%だった。

・7月8日に豪準備銀行（RBA）は金融政策決定会合を開催。政策金利を3.85%に据え置いた。市場予想は25bp（0.25%ポイント）の利下げだった。

今日の豪ドル(AUD)トレード　メインシナリオ

米雇用統計悪化で豪ドルに売り圧力

1日の外国為替市場は米国の弱い7月雇用統計などの結果を受けて、米株価指数が大幅に下落した。株価指数の大幅な下落を受けてリスク回避の円買いが強まったことから、豪ドル/円は95円台前半まで下落している。
本日は豪州や中国、米国などで主要な経済指標の発表が予定されていない。米労働市場が減速を見せ始めた中で、米国をはじめとする株式市場の動向に注目したい。米景気減速懸念の高まりを受けて米株価指数が続落すれば、リスクセンチメントに敏感な豪ドルには売り圧力がかかることになりそうだ。また、米景気減速は原油などの資源需要の減退を想起させるため、資源国通貨である豪ドルにとってネガティブ材料となるだろう。

豪ドル/円最新チャート分析

今後の注目材料

日米株価動向
資源価格動向

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は雨、豪ドル/米ドルは曇り。

【情報提供：外為どっとコム】

＜「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」詳細はこちら＞

※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
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