【ドル円週間予想】下値リスクを残した状態。156円台で終えれば下値リスクがやや後退。153.50以下で終えた場合は新たな下落リスクが点灯。
直近の日足は前日足から下寄りのスタートとなりましたが、下値抵抗に跳ね返されて陽線引けとなりました。上値余地を探る動きに繋げていますが、1/10に付けた158.87を直近高値として上値を切り下げる流れからは上抜け切れておらず、また、昨年9/16に付けた安値139.58と12月に付けた148.65を結ぶサポートラインが155.70-80に位置しており、これをしっかり上抜けて来ないと調整下げの終了が確認できない状態です。一方で下値も、7/11に付けた161.76の戻り高値と、11/15に付けた156.75を結ぶトレンドラインが153.70-80に位置しており、先週の下値トライでも実体ベースで下抜けておらず、強い下値抵抗として働いた状態です。短期トレンドは156円台を回復して終えれば“ニュートラル”な状態に戻して、下値リスクが若干後退しますが、158.00-10,158.50-60に一段と強い抵抗が控えており、158.60超えで終えるまでは上値余地も拡がり難く、下値リスクにも注意が必要です。また、153.50以下で終えた場合は、新たな下落リスクが生じて150~152円ゾーンにある強い抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きが強まり易くなります。日足の上値抵抗は155.30-40,155.80-90,156.20-30,157.20-30,158.00-10に、下値抵抗は154.50-60,154.10-20,153.70-80,153.50-60,152.60-70にあります。21日移動平均線は156.43に位置しており、この下に入り込んだ状態ですが、156円台に乗せて終えれば下値リスクが若干後退します。また、120日、200日線は150.93と152.84に位置しており、中期トレンドをサポート中です。
一方週足を見ると、実体が小さく下ヒゲのやや長い陰線引けとなり、小幅続落して越週しました。上値を切り下げる流れに変わりありませんが、直近の陰線が下値トライに失敗した形となったことや、155.00-10にあった週足の下値抵抗を終値ベースでかろうじて守って越週しており、反転の可能性を残した状態です。この週足サポートは今週は155.30-40に位置しています。また、1/10に付けた158.87を直近高値とするレジスタンスラインが157.10-20に位置していること、昨年7月に付けた161.95を基点として上値を切り下げて来たレジスタンスラインが158.40-50に位置していることから、これらを全てクリアして158.50超えで越週しない限り、上値余地も拡がり難く、下値リスクにも注意が必要です。また、155円を割り込んで越週するか、日足が153.50以下で終えた場合は新たな下落リスクが生じます。
今週の戦略は、ドル買いは154.10-20まで引き付けて。損切りは153.60で一旦撤退です。ドル売りは155.60-70で戻り売り。損切りは156.20で撤退です。
上値は、155.20-30,155.60-70,155.80-90に強い抵抗がありますが、全てクリアして156円台を回復して引ければ下値リスクが後退して上値余地が若干拡がり易くなります。この場合でも、156.20-30,156.50-60,156.90-00,157.20-30,157.70-80に強い抵抗が散在しており一気に上抜けるにも無理があると見られます。158.00-10,158.50-60の抵抗を全てクリアして158.50超えで終えるまでは、下値リスクを残します。下値は、154.80-90に軽い抵抗が、154.40-50,154.10-20にやや強い抵抗が出来ていますが、これらを切り崩し、さらに153.70-80、153.50-60の抵抗も下抜けて終えた場合は、新たな下落リスクが生じて、153.10-20,152.90-00,152.60-70,152.20-30,151.80-90,151.30-40にある強い抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。押しは深い場合でもこの辺りが限度と見ています。
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