このレポートでは、メキシコペソとアメリカ経済や日本円との為替レートの動き、メキシコペソの見通し、そしてその影響を受ける可能性がある要因について詳しく解説します。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha
今日のメキシコペソ円 テクニカル分析で市場動向、環境認識(動画の内容 ポイントまとめ)
現在の市況:
1. ペソ/円相場は一時6円台まで下落したが、現在は7.4円近辺で横ばい傾向。
2. テクニカル指標では、移動平均線に挟まれた状態で、RSIも50ライン付近で推移。
注目のメキシコ中央銀行の金融政策決定:
1. 本日28時に政策金利発表予定。現在の金利は10.75%。
2. 市場予想は25ベーシスポイント(bp)の利下げが主流だが、50bp利下げの観測も。
金利決定に関する見方:
1. 前回会合では政策委員の意見が分かれ、インフレ見通しも修正。
2. 米連邦準備制度理事会(FRB)の最近の決定を受け、メキシコも追随する可能性。
3. ペソ安の一服感から、インフレリスク軽減の観点で大幅利下げの余地も。
想定されるシナリオ:
1. 50bp利下げの場合: ペソ売り圧力が強まり、7円割れの可能性。
2. 25bp利下げの場合: 7.4円付近の上値を試す展開の可能性。
追加要因:
翌日の日本の自民党総裁選の結果次第では、円安方向への動きも予想される。
結論:
メキシコ中銀の決定と日本の政治情勢により、ペソ/円相場は大きく動く可能性がある。現在の横ばい相場から脱する転換点となる可能性が高く、投資家は両国の動向に注目する必要がある。
参考:
メキシコペソ/円見通し「注目の政策金利発表は26日...大幅利下げの思惑は行き過ぎか妥当か」【知っトク!メキシコペソ】2024/9/24 - 外為どっとコム マネ育チャンネル
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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