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ドル・円は下げ渋りか、米当局者発言にらみも円売り継続で

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は下げ渋りか、米当局者発言にらみも円売り継続で」
 23日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る動きを予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)当局者による追加利下げのペースに関する発言が材料視される見通し。一方、日銀の早期利上げ観測は後退し、引き続き円売りがドルを支える。
 前週末の米連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利下げを消化する展開。この日のFRB当局者のハト派的な見解を受けドル売りに振れ、ユーロ・ドルは1.1130ドル台から1.1170ドル台に持ち直した。一方、ドル・円は日銀の政策決定を受けた円売り優勢も143円半ばに失速し、144円半ばで伸び悩んだ。本日アジア市場は東京休場で薄商いのなか、日本銀行の早期利上げ観測の後退による円売りが一時優勢となった。この後の海外市場は米FRB当局者の見解を材料視。前週末はウォラー理事が次回以降の政策決定で、雇用情勢が悪化すれば再び0.50ポイントの大幅利下げに踏み切る可能性を示唆。ただ、連邦公開市場委員会(FOMC)内ではハト派スタンスに慎重な意見は少なくない。利下げ幅を抑えながら緩和を継続するべきとの見解が聞かれれば、ドル売りは後退する。また、日銀の金融正常化に時間を要するとの見方から、円売りは続く可能性がある。

通貨別分析

 

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