【ユーロ円週間予想】下値リスクを残した状態。170.60-70の抵抗を上抜けて終えれば下値リスクが後退。
直近の日足は実体の小さい陰線引けとなり、上値を切り下げる流れに変わりありませんが、下げエネルギーの強いものではないことや、168.00-10にやや強い下値抵抗が控えており、168円を割り込んで終えない限り、下値余地も拡がり難い状態です。一方上値は、170.10-20、170.60-70に強い上値抵抗が控えており、下値リスクを残した状態ですが、全て上抜けて終えれば、調整下げが一巡した可能性が高くなり4/29に付けた171.59が天井であったかどうかをトライする動きが強まり易くなります。日足の上値抵抗は、170.10-20、170.60-70、171.50-60に、下値抵抗は169.00-10、168.50-60、168.00-10、167.00-10、165.90-00にあります。すべて下抜けて終えた場合は新たな下落リスクが点灯します。21日移動平均線は169.51に位置しており、若干下抜けており下値リスクを残した状態ですが、120日、200日線は163.45,161.63に位置しており、中期トレンドをサポート中です。
一方直近の週足は、下ヒゲがやや長い陰線引けとなり、上昇一服となりました。下値トライに失敗した形となったことや、昨年12月に付けた153.23を基点として下値を切り上げる流れにも変化なく、調整下げの範囲内に留まっていますが、170.60-70に強い抵抗が控えており、これを上抜けて越週するまでは調整下げ一巡と認められず、下値リスクにも注意が必要です。今週の週足ベースで見た上値抵抗は170.60-70、171.50-60、172.80-90に、下値抵抗は169.30-40、169.00-10、167.80-90にあります。可能性が低いと見ますが、165.50以下で越週した場合は、新たな下落リスクが生じます。31週、62週移動平均線は162.68と158.60に位置しており、中期トレンドをサポート中です。
今週の戦略は、ユーロ買いは168.50-60の押し目待ちとします。損切は167.90で一旦撤退です。売りは170.20-30で戻り売り。損切りは170.70で浅めに撤退です。
上値は、169.90-00、170.20-30、170.60-70に強い抵抗がありますが、全てクリアして170.70超えで終えれば調整下げが終了した可能性が高くなり、171.00-10、171.50-60、171.90-00、182.50-50にある抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。下値は、169.00-10、168.70-80、168.50-60、168.00-10にやや強い抵抗が出来ていますが、全て下抜けて終えた場合は新たな下落リスクが生じて166~167円台の足元を固め直す動きが強まり易くなります。この場合でも165.50以下で終えない限り、調整下げの範囲内となります。
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