ドル/円、150円台で底堅い…米1月PPIや2月ミシガン大消費者信頼感指数に注目
東京市場のドル/円は、150円台へ持ち直す展開。米長期金利が上昇したことや日経平均株価が堅調なことからドル買い・円売りが優勢となると一時150.36円前後まで上昇しました。
●日経平均株価:38487.24円(329.30円)
●TOPIX:2624.73ポイント(32.88ポイント)
今夜は、米1月生産者物価指数(PPI)や米2月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値の1年先、5-10年先の期待インフレ率に注目が集まります。これらの結果を受けた米長期金利の動きにも注目です。なお、来週19日は米国がプレジデンツデーの祝日となります。NY市場終盤になると持ち高調整が入りやすくなりそうで、値動きが不安定になるおそれもあるため注意しましょう。
ドル/円をテクニカル分析で見ると、10・20日移動平均線が上向きを維持し安値を切り上げる流れとなっているため上昇基調は継続していると見れます。足元では149.50円付近を下値支持に150円台へ持ち直しており底堅い推移となっています。前日高値150.50円台を上抜くようだと年初来高値150.88円前後を視野に入れた展開となりそうです。
ドル円 日足チャート
この後の経済イベント
2/16(金)
22:00 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演
22:30☆米1月生産者物価指数
22:30 米1月住宅着工件数
22:30 米1月建設許可件数
23:10 バーFRB副議長講演
24:00☆米2月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値
26:10 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁講演
28:40 ピル英MPC委員講演
※☆は特に注目の材料
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。