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取引額は業界全体で23.1%増! FX個人投資家、USDショートをリバース! 【外為どっとコム総研FX投資家調査2023年11月】

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株式会社外為どっとコムの完全子会社である株式会社外為どっとコム総合研究所(以下、「外為どっとコム総研」、本社:東京都港区、代表取締役社長:竹内 淳)は、個人投資家の外為投資に役立つ外国為替情報の調査・研究を行なっており、FX投資家の実態を調査しましたので、お知らせします。

取引額は業界全体で23.1%増! FX個人投資家、USDショートをリバース!

1.一般社団法人金融先物取引業協会 FX投資家動向まとめ

未決済ポジションは過去最高を更新

金融先物取引業協会が12月14日に公表した資料によると、2023年11月の店頭FXにおける取引金額は911兆円と、10月から約23.1%増加した。また、月末時点の未決済ポジション合計は約9.6兆円と前月末比10.5%増加し、金額ベースで過去最高を更新した。
通貨別では、JPY(円)ロングが急速に減少してネットでショートに転じたほか、USD(米ドル)ロング(10月:1.7兆円→11月:3.4兆円)がほぼ倍増した。

取引金額上位の5通貨ペアは、USD/JPY(米ドル/円)・GBP/JPY(ポンド/円)・AUD/JPY(豪ドル/円)・EUR/JPY(ユーロ/円)・EUR/USD(ユーロ/米ドル)の順で、順位の変動はなかった。ちなみに、USD/JPY(米ドル/円)の取引金額は35.0%増だった。

取引金額とポジション計:協会まとめ
(出所)金融先物取引業協会の「店頭FX月次速報」をもとに、当社が作成。
左軸-取引金額、右軸-ポジション計
グラフ中のデータ単位は百万円

2. 株式会社外為どっとコムFX投資家動向2023年11月

個人投資家、11カ月連続で実現益積み上げ

FX口座数が57万件を超える株式会社外為どっとコム協力の下、2023年11月のFX投資家動向を調査した。

【調査概要】
調査対象:株式会社外為どっとコムのFXサービス「外貨ネクストネオ」利用者(約57万口座)
調査機関:株式会社外為どっとコム総合研究所
調査対象:調査期間中にFXサービス「外貨ネクストネオ」の新規口座開設およびFX取引をした顧客
調査期間:2023年11月1日6:00 ~ 2023年12月1日7:00
調査方法:対象期間中の取引データより抽出
(特定の個人を識別できないよう個人情報を匿名化した上で行っております。)

2-1.FX取引における実現損益

FX取引における実現損益でプラスは55.7%、マイナスは44.2%となった。プラスは前月比2.6%ポイント悪化したものの、個人投資家は今年に入り11カ月連続で収益を確保している。
また、株式会社外為どっとコムが公表するUSD/JPY(米ドル/円)の10月末の未決済ポジション比率ではロングが33%、ショートが67%だったものが、11月末にはロングが56%、ショートが44%と逆転しており、USD/JPY(米ドル/円)のショートポジションの利食いが収益確保に大きく寄与した。

取引参加者の損益:外為どっとコム

2-2.通貨ペア別取引者数

通貨ペア別取引者数のトップ10は、USD/JPY(米ドル/円)・AUD/JPY(豪ドル/円)・EUR/JPY(ユーロ/円)・GBP/JPY(ポンド/円)・MXN/JPY(メキシコペソ/円)・EUR/USD(ユーロ/米ドル)・TRY/JPY(トルコリラ/円)・NZD/JPY(NZドル/円)・ZAR/JPY (南アフリカランド/円)・GBP/USD(ポンド/米ドル)の順。
USD/JPY(米ドル/円)、AUD/JPY(豪ドル/円)の1位・2位は不変で、EUR/JPY(ユーロ/円)とTRY/JPY(トルコリラ/円)が各々、順位を一つ上げた。

通貨別取引者数:外為どっとコム

2-3.平均取引数量

FX投資家の1注文あたりの平均取引数量は3.9万通貨(39Lot)と前月からわずかに減少した。
USD/JPY(米ドル/円)は、1Lotあたり5,900円の必要保証金(12/26時点、法人口座除く)がかかるため、1注文あたりの必要保証金額は約23万100円となる。MXN/JPY(メキシコペソ/円)は、1Lotあたり400円の必要保証金(12/26時点、法人口座除く)がかかるため、1注文あたりの必要保証金額は1万5,600円となる。
※現在の取引保証金額はコチラで参照いただけます。

平均取引数量:外為どっとコム

2-4.口座の開設期間

取引をしたFX投資家の口座開設後の期間は、平均109カ月(9年1カ月)へ伸びた。直近2年の平均は101.5カ月(約8年4カ月)となる。

口座開設期間:外為どっとコム

2-5.FX投資の年齢分布

FX投資家の年代別では40代が31%と最多で、次に50代、30代、60代と続いた。40代と50代が半数以上を占める状態は変わっていない。

取引参加者の年齢構成取引:外為どっとコム

2-6.FX口座開設者動向

新規にFX口座を開設した投資家は、30代が26.3%、40代が25.5%で、この2つの年代が半数以上を占めた。以下、50代が19.5%、20代が17.8%と続いた。

口座開設者の年齢構成口座:外為どっとコム

3.まとめ

2023年11月の為替市場は、米国のタカ派な金融政策が曲がり角に差し掛かりつつあるとの確度がさらに高まり、USD(米ドル)が主要通貨に対して弱含んだ。低調だった米雇用統計や市場予想を下回る米インフレ指標を受けて、JPY(円)は対USD(米ドル)で約2.3%上昇した。

こうした中で、FX個人投資家はそれまで積み上げていたJPY(円)ロングポジションの利益確定を進めた一方、一部の投資家はJPY(円)が高値圏を付けたところを見計らって、ポジションをひっくり返すなど、アクティブに取引をしていた様子が垣間見られた。

※過去の調査結果は、マネ育ch( https://www.gaitame.com/media/ )よりご参照ください。
「投資家調査」カテゴリー
https://www.gaitame.com/media/archive/category/FX%E6%8A%95%E8%B3%87%E5%AE%B6%E8%AA%BF%E6%9F%BB


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