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豪ドル/円 今日の見通し「中国リスク警戒 中国人民銀行が利下げしても豪ドルの上値は重い?」2023/8/21

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

昨日から現在までの相場

・NY原油先物市場は続伸。中国の景気先行き不安から売りが先行したが、サウジアラビアなどの自主減産による需給ひっ迫懸念などが支えとなった。終値は前営業日比+0.86ドルの1バレル=81.25ドル(8月18日)。

・8月17日発表の豪7月雇用統計は、雇用者数が市場予想(1.50万人増)を大きく下回る1.46万人の減少だった。失業率は3.7%(前月:3.5%)へ悪化、労働参加率は66.7%となった。

・8月1日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.10%で据え置きとなった。

・7月26日に発表された豪4-6月期CPIは前年比+6.0%となり、前四半期(+7.0%)から鈍化した。同時に発表された豪6月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+5.4%(前月+5.5%)だった。

今日のメインシナリオは

中国リスク警戒 中国人民銀行が利下げしても豪ドルの上値は重い?

先週は中国不動産開発大手の碧桂園(カントリー・ガーデン)の資金繰り懸念や、中国恒大集団(エバーグランデ)が米連邦破産法15条の適用を申請、中国シャドーバンキング大手の中植企業集団は顧客への支払いを停止するなど、中国発の悪材料が多かった。
これに対して、中国人民銀行は中国の景気回復を支えるために市中銀行向けの短期金利である中期貸出制度(MLF)を利下げしたほか、金融機関に融資の拡大を要請している。本日は中国の実質的な政策金利と言われる1年物/5年物ローンプライムレート(LPR)が発表される。先日のMLF同様に0.15%の利下げが予想されている。1年物LPRは中小企業への融資金利の指標となっている。中国人民銀行がLPRを市場予想よりも大きく引き下げれば、中国経済回復への期待に繋がり、中国と交易関係が強い豪ドルを支える材料となり得る。
ただし、前述した中国不動産業の経営懸念などは少しの利下げで落ち着く程度のものではないと考えている。そのため、LPR引き下げによる豪ドル高は限定的になりそうだ。

この先の個別相場変動

■中国の景気見通しが不透明
⇒豪州は中国と交易関係が強い
⇒豪ドルは買いにくい

豪ドル円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

中国LPR
世界的な株価動向

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は晴れ、豪ドル/米ドルは雨。8時に豪ドル/円の移動平均で買いシグナルが、豪ドル/米ドルのRSIで売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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